内容説明
70年分の謎・トリック・名探偵。そして誰もが読まずにはいられないミステリコミックへの愛を凝縮。プラチナ的名作の再録から最新の描き下ろしまでを収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kokada_jnet
67
ミステリマガジンに掲載されたものに、書きおろしを加えた、ミステリコミック・アンソロジー。ミステリマガジンは薄い雑誌であるせいか、どれも数ページの作品ばかり。この短さではミステリのパロディをやるしかないのだが、ほとんど成功していない。自分が面白く読めたのは吉富昭仁「魔法少女タイムちゃん」のみ。その他は壊滅状態。高橋葉介の名シリーズ「夢幻紳士」も、筆で描いていたころの作品のほうが、好みだったなあ。2023/06/11
眠る山猫屋
23
『夢幻紳士』目当てで購入したので、二編も読めてラッキー極まりないwたがみよしひささんや、横山えいじさん、懐かしい。『スミレ画報』の小原慎司さん、そして『パパと踊ろう』の地下沢中也さん、『うえぽん』のいしかわじゅんさん・・・。多分、自分はマニアックなんだろうな・・・。でも大好きな漫画家さんなんです。2017/02/08
くさてる
20
ミステリマガジンに掲載された作品に描き下ろしを加えたコミックアンソロジー。さすがに個性が強く、玉石混合感がありますが、高橋葉介が素晴らしいのでもういい(「顔」は2011年掲載ですが、あきらかに最初期作ですよね。埋もれて居た作品の再掲載なのかな)。たがみよしひさも好きな作家だったので嬉しかったです2025/04/29
ぐうぐう
19
早川書房創立70周年を記念したコミックアンソロジーの、こちらはミステリ篇。短いページ数のせいか、パロディばかりなのが、いささか残念。そんな中にあって、高橋葉介『夢幻紳士』の描き下ろしが収録されているのが、たまらない。『夢幻紳士』の再録で始まり、『夢幻紳士』の描き下ろしで終わる、瞬きの夢のようなアンソロジーだ。2016/02/02
青龍
16
高いなーと思ったけど、「早川」と作者陣につられて、SFと共に購入。作者のセレクトが、早川だなあと思う。「夢幻紳士」久しぶりに新作を読んだけど、何年も変わらない(最初に読んだのが、35年以上前)のが、すごい。2016/02/18