だれもわかってくれない―あなたはなぜ誤解されるのか

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  • サイズ B6判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784152095732
  • NDC分類 361.4
  • Cコード C0030

出版社内容情報

話がうまく通じなかったり、よかれと思ってしたことが悪いふうに取られたりすることってありませんか? 社会心理学者の著者が、「誤解」の原因とその解消法を示す、ストレス社会に必読の一冊!

内容説明

そんなつもりで言ったわけじゃないのに、勝手にそうだと決めつけられる。自分では笑顔でいるつもりでも、だれも話しかけてくれない。後日、人に言われて初めて気づく。どうやら怒っていると思われていた…。こういった「誤解」は、オフィスでも、学校でも、家庭でも、老若男女関係なく、つねに起こる問題だ。ところが近年、その仕組みは科学的にかなり解明され、予測することが可能になってきている。モチベーションと目標達成分野の第一人者で、コロンビア大学ビジネススクールで教鞭をとる社会心理学者の著者が、誤解の原因とその解消法について教える実践の書。

目次

はじめに あなたは人からどう見られているでしょう
1 互いを理解するのはなぜこうも難しいのか(人があなたを理解することは驚くほど難しい;人は認識のエネルギーをケチる;他者を判断する二段階のプロセス)
2 誰もが持つ、認識を歪める三つのレンズ(信用レンズ;パワーレンズ;エゴレンズ)
3 パーソナリティによって変わるレンズ(モーレツな「報酬追求人間」と、慎重な「リスク回避人間」;依存心と不安感の強い人、回避的でよそよそしい人)
4 人を正しく理解し、人から正しく理解されるには(悪い印象を与えてしまったとき、誤解されてしまったとき)
おわりに 相手と自分自身を正しく理解する

著者等紹介

ハルヴァーソン,ハイディ・グラント[ハルヴァーソン,ハイディグラント] [Halvorson,Heidi Grant]
米国の社会心理学者。コロンビア大学ビジネススクールのモチベーション・サイエンスセンター副所長。コロンビア大学で博士号を取得(社会心理学)。モチベーションと目標達成分野の第一人者

高橋由紀子[タカハシユキコ]
翻訳家。慶應義塾大学文学部卒業。その後、心理学分野の翻訳を多数手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はるき

23
 世の中誤解で成り立っている。と、割り切れる人は少ないはず。無意識の偏見とバイアスに邪魔されて、同調圧力に惑わされて、人は誰しも他者を見誤る。誰もわかってくれない…なら貴方は分かってる?自分にも他人にも柔軟な対応を心掛けたい。2020/03/24

なかしー

15
再読2019/06/16

lily

14
早川書房やハヤカワNF文庫の科学本は最新のエビデンスの宝庫であり、知の世界旅行をしているようで、とても面白いし贔屓しているのだけれど、本書も数百人の社会心理学者、認知心理学者の知の統合に成功。自他共に無知の知。バイアスの歪みを矯正してくれる。まずは自分の愛着スタイルを知ってみるところからいかが?私は、ゆる〜い回避型かな。2019/06/01

あとも

10
自分が人からどう見られているのか、自分が他人をどう見てしまうのか。人の思考には心理バイアスが入り、ゆがんだレンズで人を評価してしまう。信用レンズ、パワーレンズ、エゴレンズなど、確かにそんな風に人を見てしまうし、自分が誤解されていると感じることがある、と納得。パーソナリティのレンズの説明によると、私はリスク回避型の不安型レンズを持つタイプ。そういう自分が嫌いだが、簡単に変えられるものではないし、うまくコントロールすることが大切、の節に、前向きな気分になった。2015/12/16

moto

9
社会心理学の知見をベースに、自分の意見を受け入れてもらえなかったり、誤解されたりするのはなぜかというところを説明して非常に面白かった。パーソナリティには、「報酬追求型」、「リスク回避型」の2種類があり、相手がどちらのタイプかで、相手を説得するポイントが違うとのこと。例えば、報酬追求型の人には、新しい機能をアピールして、リスク回避型の人には、導入実績や効率化などをアピールする。2019/07/13

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