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出版社内容情報
「体重が増えても不幸にはならないが、野心が強すぎると不幸になる」「がん患者は、予後診断の結果が悪いとむしろ元気が出る」──行動科学の最新研究から、幸福感が持続する方法を徹底的に考える
内容説明
不幸な選択、してませんか?影響されやすくて矛盾だらけ、先延ばししがちで注意力が散漫。そんな人間の特性をうまく活かせば、人生の幸せを「デザイン」できる!ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス教授が、人間の本能のままに生きつつも、合理的で賢い選択によって人生の満足度を高める方法を徹底的に考える。
目次
私はいかに吃音を克服したか
1 幸福力を高める(幸福とは何か?;幸福について知っていること;幸福をもたらすものは何か?;なぜもっと幸せでないのか?)
2 幸福を届ける(幸福を決断する;幸福を設計する;幸福を実行する;なりたい自分になる)
結論
著者等紹介
ドーラン,ポール[ドーラン,ポール] [Dolan,Paul]
ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスの行動科学教授。過去に、ノーベル経済学賞受賞者ダニエル・カーネマンの招聘によりプリンストン大学で研究員を務め、論文を共同執筆している。英国家統計局および米国科学アカデミーに対し、国民調査で幸福度を測定する手法について助言している
中西真雄美[ナカニシマユミ]
翻訳家。大阪外国語大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
43
2014年初出。幸福とは、喜びややりがいの両方が得られる経験に満ちた生活のこと(8頁)。快楽とやりがいが持続すること(28頁)。快楽とやりがいの法則(PPP、38頁)。重要なのは、未来の快楽として前夜の記憶が参照されるかもしれないということ。過去の記憶が 現在の(傍点) 幸福につながっている(52頁)。体重が増えても不幸にならない(111頁~)。結局大切なのは快楽とやりがいの経験だけ(139頁)。2016/03/04
ロア
27
言われてみれば、経験上その通りなのです。いずれやらなければいけないのなら、先延ばしせずにさっさとやってしまった方が良いし、注意エネルギーを無駄に消費するばかりのマルチタスクなんかも、実際は生産性を下げるばかり。「幸せ」に注意を向けるには、お金は経験に多く遣い、モノには控えめに。快楽とやりがいを切り替えて活動する。音楽を聴く。友人と会話する。PCやケータイに触る時間を少しだけ減らす。注意散漫は自分を消耗し、疲れて幸せを感じなくなるから、いっときにひとつのことだけに集中する。 2019/02/15
くさてる
20
幸福を「快楽とやりがいが持続すること」と定義付けし、それらのバランスを長期的に保つためにはどうしたらいいかという内容を具体例豊富に解説した一冊。「デザインする」という副題が現す通り、幸せの為にどう人生を決断し、設計し、実行すべきか。その方法も丁寧に解説しています。実行できるかどうかはともかくとして、こういう内容が目から鱗に感じられる人もいきっといるはず。面白く読みました。2015/11/04
はるき
16
幸せは青い鳥ではないので、自宅にいたりはしないらしい(-_-;)「選択」することが大事で、快とやりがいのバランスを意識すれば状況は上向く。2020/03/27
Koichiro Minematsu
16
祝・読書メーター登録から5年。700冊目になりました。本著にあるように快楽とやりがいのバランスを続け、生活の中に読書を溶け込ませたことは、私にとっての幸福。それは、これからも家族、仕事、地域の人に還元できるようにしたい。「評価」するのではなく、「経験」していることに注意を向けたい。うん、幸福になれる。2017/05/31
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