xはたの(も)しい―魚から無限に至る、数学再発見の旅

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xはたの(も)しい―魚から無限に至る、数学再発見の旅

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  • サイズ B6判/ページ数 388p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784152094643
  • NDC分類 410.4
  • Cコード C0041

出版社内容情報

子供のころ苦手だった数学は、大人の視点で見直すと?みたいに魅力的。先端研究者ならではの深さと、『SYNC』『ふたりの微積分』で立証済みのリーダビリティで読者を魅了する数学再入門エッセイ

内容説明

数学なんて苦手だ、と学校であきらめた人はたくさんおいででしょうが、大人になって、あれはこういうことをするための道具だったのか、とか、こんなことがわかるから数学者の人は喜んでいたんだね!などとふと腑に落ちたときに、数学熱に取りつかれる人も少なくありません。数学ってなんて頼もしく、そして楽しいモノだったのか、と。何か値打ちのあるものを手に入れそびれた気がしていて、再挑戦してみたいあなたのために、数学の深さと魅力を数学界の「中の人」が親しげに語る、数学エッセイ。

目次

第1部 数
第2部 関係
第3部 形
第4部 変化
第5部 データ
第6部 最前線

著者等紹介

ストロガッツ,スティーヴン[ストロガッツ,スティーヴン] [Strogatz,Steven]
ハーバード大学で博士号を得、ハーバード大学、マサチューセッツ工科大学勤務を経て、現在コーネル大学応用数学科ジェイコブ・グールド・シュルマン教授。専門は非線形力学。カオス、複雑系、同期現象研究の第一人者だが、ダンカン・ワッツとの共著論文で「小さな世界(スモール・ワールド)」理論を提唱、社会ネットワーク論の領域でも話題を呼んだ

冨永星[トミナガホシ]
京都生まれ。京都大学理学部数理科学系卒。国立国会図書館司書、イタリア大使館・イタリア東方学研究所図書館司書、自由の森学園教員を経て、現在は一般読者を対象とした数学啓蒙書や児童文学などの翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takaC

43
たいへん面白かった。でも、”THE JOY OF X” と「xはたの(も)しい」は微妙にイメージ違わないか?ところで自分は英文書く時とは違って変数xはくるっくるっと書く派だけど、こないだ中学校の数学の授業(連立方程式)を見学してたら英語風にx書いてる子の方が多い感じで意外だった。2015/08/01

ゲオルギオ・ハーン

16
新聞の連載コラムを分野別にまとめたものだが、とても面白い。幾何学からデータ分析まで幅広くカバーし、それぞれ身近な話題なので読みやすいです。特に面白かったのはやっぱり代数、タイトルにもなっている『Xはたの(も)しい』でした。代数には探偵仕事のようなところがあると私も思うし、内容が数式でとてもストレートの表現されている分、考えやすいし、楽しい。あとは微積分も便利さが分かるし、ただ数式を睨むのではなく実生活や仕事のなかで活用することを考えた方が楽しい実践的な数学だと改めて思いました。2021/10/06

spica015

4
数学って美しくて不思議で面白い!学生時代の数学の授業に良い思い出なんて殆ど無いけれど、この本を読めば、数学に対する印象ががらりと変わる。数学を学ぶにあたって、公式を覚えて只管計算問題を解く前に、概念を理解し、更に実際の生活にどう生かされていくのかに気付く機会があってもいいのではないかと思った。親しみやすい語り口に身近な例えで、とても楽しみながら読むことができた。特に確率の問題が面白かった。これは良書。2014/11/01

地下道入口

2
面白い。高校数学の副教材として使うとよいかもしれない。2019/08/27

zorg

2
数学にトラウマを持っている人や、数学に戸惑っている人向けに書かれた、数学って面白いよって言ってる本。すごく分かりやすい語り口で、分からせようとしないところが他の啓蒙書とは一線を画しているみたい。訳文が上手なのかと思ったけど、訳者あとがきに「この著者の文章を編む力は並大抵のものではない」とあるので、原文が上手なのね。2014/06/30

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