出版社内容情報
数学のノーベル賞「フィールズ賞」を二〇一〇年に受賞した著者が、受賞に繋がった定理を発想し、精査し、諦めかけては難局を乗り越え証明に至る一部始終を自らの筆で明かし解説する仏ベストセラー
内容説明
フィールズ賞数学者による自伝的数学ノンフィクション。新定理の論文が国際誌にアクセプトされるまでの経緯を率直な「数学者の言葉」で表現した、これまでになくユニークな「天才数学者の告白」。京都、プリンストン、リヨン、ハイデラバードをめぐる遍歴を書き留める断章のなかで、旅を共にする同僚と論じあい、メールを通じて共同研究者との議論に火花を散らす。
著者等紹介
ヴィラーニ,セドリック[ヴィラーニ,セドリック] [Villani,C´edric]
1973年生まれ。弱冠28歳でリヨン高等師範学校(エコール・ノルマル・シュペリウール)数学教授に。ペコ=ヴィモン賞、欧州数学会賞、フェルマー賞、ジャック・エルブランド賞(フランス科学アカデミー)、ポアンカレ賞など数々の数学賞を受賞、2010年に「非線形ランダウ減衰とボルツマン方程式の平衡状態への収束に関する証明」によりフィールズ賞を受賞。現在リヨン第1大学数学教授およびポアンカレ研究所所長
池田思朗[イケダシロウ]
1968年生。東京大学大学院工学系研究科計数工学専攻博士課程修了。統計数理研究所准教授。博士(工学)
松永りえ[マツナガリエ]
1971年生。上智大学外国語学部フランス語学科卒。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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