出版社内容情報
映画『アニー・ホール』の成功以来、常にファッションリーダーであり続ける女優ダイアン・キートンが、共演男優たちとの恋、過食症の過去、家族への思いまで、その生き方を飾らずに綴った自伝。
内容説明
40年以上にわたりハリウッドの第一線で活躍してきた女優、ダイアン・キートン。50年代のカリフォルニアに育った少女時代、女優を目指して向かったニューヨーク、秘め続けた過食症の過去、『アニー・ホール』で獲得したアカデミー賞とファッションアイコンとしての名声、ウディ・アレン、ウォーレン・ベイティ、アル・パチーノとの恋、50代で迎えた2人の養子―映画での親しみやすいイメージそのままに、飾らない言葉で綴った自伝。
目次
第1部(ドロシー;ジャック)
第2部(マンハッタン;当たり年;リスト;坂を上る女と滑り落ちていく女と ほか)
第3部(芸術的;時々じゃないの、いつだって;名残り;こんにちは ほか)
著者等紹介
キートン,ダイアン[キートン,ダイアン] [Keaton,Diane]
1946年、カリフォルニア州ロサンゼルス生まれ。40年以上にわたり数多くの映画に出演。アカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞を含む数々の演技賞を受賞している。現在は娘、息子と共にロサンゼルス在住
酒井洋子[サカイヨウコ]
英米文学翻訳家、舞台演出家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Willie the Wildcat
25
母・娘の半生の”交錯”を通して、家族、結婚、愛、仕事、そして老いを考察。時間の流れと共に訪れる”変化”に戸惑い、苦悩する姿勢に共感。挿入される祖母の言動も、心の揺れの象徴かもしれない。生理的な自然さを問い続ける、あるいは問題提起する姿勢。特に、アカデミー賞受賞パーティの件。著者の転機となった気がする。加えて、モノクロへの拘りも内面的な何か、本質なんだよなぁ。弱さも曝け出し、飾らない。ある意味で映画のイメージどおり。蛇足だが、「シャツのサイズ18がいけてる!」って、当時はサイズだったんだ・・・。2015/08/12
厩火事
3
大好きな女優さんの伝記 ダイアンの母親の日記と並行してダイアンの言葉が書かれている構成 ダイアンは結構こじらせ女子で面白かった。2016/10/01
レベッカ・D
2
かつての私にとって、ダイアン・キートンはあこがれの人だった。格別美しくはないけれど、素敵な表情を持ち、スタイルが良く、どんなファッションも似合いそうだった。でも、現れる時はダイアンらしい知的で独特のオーラのあるファッションで、主張があるように見えて素敵だった。真似したくても真似できない。そんなダイアンの自伝、それもちょっと変わったもの。期待通りのダイアンの姿がそこにあった。嬉しい。2015/05/28
barabara
2
独特な表記。自伝というには本人通り風変わりな一冊。2014/03/10
fritzng4
1
在りし日の母の日記を大胆に使い自らの人生に重ね、母の死で締められる、自伝というより感動的な家族の物語。ウディ・アレンが『インテリア』を撮った理由がなんとなくわかった。2014/11/23
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- 和書
- 抱く子は育つ