出版社内容情報
ピュリッツァー賞を受賞した女性ジャーナリストが三年余にわたり密着したインド最大の都市の実像。貧困と過酷な現実の中で懸命に生きる二家族の姿を描き、全米図書賞ほか各文学賞に輝いた傑作。
内容説明
ピュリッツァー賞受賞ジャーナリストが描き出すムンバイのスラムに生きる人びとの素顔。全米図書賞に輝いた傑作ノンフィクション。インド人を夫にもつアメリカ人ジャーナリストが、3年余にわたる密着取材をもとに、21世紀の大都市における貧困と格差、そのただ中で懸命に生きる人びとの姿を描く。全米ベストセラーとなり、数多くの文学賞に輝いた真実の物語。
目次
プロローグ バラの花の間で
第1部 スラムの人々(アンナワディ;アシャ;スニール;マンジュ)
第2部 焼身事件をめぐって(ゴーストハウス;穴、または窓;くずれる;師匠)
第3部 波紋(マーキー効果;オウム、とらわれ、売られる;正しい眠り)
第4部 上へ、外へ(九つの夜の踊り;何か光るもの;裁判;氷;モノトーン;学校、病院、クリケット場)
著者等紹介
ブー,キャサリン[ブー,キャサリン] [Boo,Katherine]
アメリカのジャーナリスト。ニューヨーカー誌のスタッフ・ライター。もとワシントン・ポスト紙の記者兼編集者。グループ・ホームにおける知的障害者への虐待報道でピュリッツァー賞を受賞。ほかにマッカーサー基金による「ジーニアス・グラント」、全米雑誌賞などを受賞している。アメリカとインドを行き来する。夫はインド人。2012年に刊行された初の著書である『いつまでも美しく―インド・ムンバイのスラムに生きる人びと』は、ニューヨーク・タイムズ紙のベストセラー・リストに長くとどまり、その年の全米図書賞をはじめ多くの文学賞を受賞、米英の主要メディアでも年間ベスト・ブックに選ばれるなど高く評価された
石垣賀子[イシガキノリコ]
翻訳家。静岡県生まれ。立命館大学産業社会学部、ウィスコンシン大学(英語言語学専攻)卒業。帰国後、会社勤めのかたわら翻訳の勉強をはじめる。「第11回いたばし国際絵本翻訳大賞」特別賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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