文系のためのエネルギー入門―バークレー白熱教室講義録

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 100p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784152094285
  • NDC分類 501.6
  • Cコード C0040

出版社内容情報

「太陽光ってどうなの?」「原発が止まったら、どのエネルギー源に頼ればいい?」バークレー校の教授が、エネルギー問題について知っておくべきことすべてを伝授する。NHK人気番組の書籍化。

内容説明

科学が苦手でも、エネルギー問題を語れるようになる!いまさら聞けない基本情報から、学者を論破するためのデータまで、バークレー校の名物教授が伝授!NHK Eテレ放送「バークレー白熱教室 大統領を目指す君のためのサイエンス」の書籍版。

目次

第1回 君なら、どのエネルギー源を選ぶ?(なぜエネルギーについて学ぶべきなのか;次世代のエネルギーを挙げてみよう ほか)
第2回 クリーン・エネルギーを検証する(じつはそんなにすごくない中国の太陽光発電;太陽光発電はコストが下がりつづけている ほか)
第3回 地球温暖化の真実(熱を溜めて逃がさないブランケット効果;地球に熱が閉じ込められている ほか)
第4回 原子力を知る(ガイガーカウンターでいろいろ測ってみよう;放射線が目に見える!? ほか)
第5回 エネルギーの未来―大統領に提言せよ(送電の無駄を防げ!;世界中にタダでゴミをまき散らすな! ほか)

著者等紹介

ムラー,リチャード・A.[ムラー,リチャードA.] [Muller,Richard A.]
カリフォルニア大学バークレー校の物理学教授。エネルギーや原子力などの分野でアメリカ政府の顧問を長年務める。地球温暖化の証拠を見直し、100年以上にわたり地表温度を検証するプロジェクト「バークレーアース」を創設。マッカーサー・フェロー賞(別名「天才賞」)の受賞者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しょーた

58
【図書館本】エネルギーについて講義形式で平易に解説した本。基本的な知識に始まり、様々なデータまで掲載されているため、エネルギー問題について個々に考える下地が身に付くと思われる。日本の身近な問題に原子力発電が挙げられるが、どんな代替エネルギーを活用すべきか、どういった解決策を図るべきかを考えるのに役立つと感じた。それぞれ一長一短の発電方式、送電ロス、省エネ、個々の心掛け、スマートグリッドなど対処する切り口はたくさんある。未来のエネルギーの在り方を、真剣に考えている政治家を見極めるためにもオススメしたい本。2014/03/19

白義

17
政治信条は千差万別だが、科学法則はたったひとつであり、政治的イデオロギーでそれを捻じ曲げることは不可能だ。エネルギー政策は根本的に科学が絡むものであり、したがって政策の判断に携わる人間は基礎的なエネルギーの知識を身につけなければいけない。そういう意味で「エネルギー政策のためのエネルギー学」に絞って基本の物理学から自然エネルギー、原子力、地球温暖化など様々なトピックを重要なとこから丁寧に語っていく優れたエネルギー論講義。色々な発電方法の現状と課題を分かりやすくまとめていてなるほど未来のリーダー向けに偽りなし2016/06/19

ふぇるけん

11
太陽光、風力などのクリーンエネルギーや原子力、天然ガスについてなど、科学に詳しくない人にもわかりやすく解説されている。インフラは発電の部分だけではなく、バッテリーや送電線のインフラも重要である。でも一番のエネルギー対策は節電によるネガワットのようだ。太陽光の問題はパネルそのものの価格よりもむしろ設置費用とバッテリーが問題とか、なかなか気づかない点にも触れられていて良かった。2014/04/10

エッグマン一号

10
現実的なのかウソなのか、、色々と整理できて楽しかったなあ。しかし、電気代とガソリン代日本は高すぎだ!2014/06/12

ざちょう

9
原子力のような既存のものから、近年注目を集めるシェールガスを用いたものまで、各種発電の原理や構造などの解説は必要最小限にまとめられています。 そして、これらの発電のメリット、デメリットや各種データを整理したうえで、今後の採るべき選択の検討やその検討過程にページを割いています。 タイトルを見てピンと来た方ならば、一読されることをオススメします。 この本を読んで、技術は日進月歩だと実感。太陽光や風力発電について学んだのは10年以上前ですが、現在は随分向上している模様。情報は逐次、最新のものを得ないと。2015/05/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/7858702
  • ご注意事項