世界しあわせ紀行

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  • サイズ B6判/ページ数 438p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784152093295
  • NDC分類 290.9
  • Cコード C0026

出版社内容情報

麻薬も売春も合法なオランダ、貧しくとも懐の深いブータン、石油マネー大盤振る舞いのカタール。果たして一番幸せなのは? 世界一幸福な国を求めて10カ国を巡るユーモラスな全米ベストセラー!

内容説明

戦乱や飢餓に満ちた不幸な国ばかりを取材するのにうんざりしたジャーナリストが、人びとが世界で最も幸せに暮らす国を探して旅に出た。訪れるのは、オランダ、スイス、ブータン、カタール、アイスランド、モルドバ、タイ、イギリス、インド、アメリカの10カ国。各地で出会う人びとのユーモラスなやりとり、珍しい風習や出来事などをウィットに富んだ筆致でつづりながら、ときに心理学や哲学の知見も交えつつ、真の幸福について思いを馳せる。果たして一番幸せな国は見つかるのか?全米ベストセラーとなり、18カ国語以上に翻訳されたユニークな旅行記。

目次

1章 オランダ―幸せは数値
2章 スイス―幸せは退屈
3章 ブータン―幸せは国是
4章 カタール―幸せは当たりくじ
5章 アイスランド―幸せは失敗
6章 モルドバ―幸せは別の場所に
7章 タイ―幸せとは何も考えないこと
8章 イギリス―幸せは不完成
9章 インド―幸せは矛盾する
10章 アメリカ―幸せは安住の地に

著者等紹介

ワイナー,エリック[ワイナー,エリック][Weiner,Eric]
アメリカのジャーナリスト。『ニューヨーク・タイムズ』の記者を経て、NPR(全米公共ラジオ)の特派員としてニューデリー、エルサレム、東京などに暮らし、30カ国以上で取材した経験を持つ。世界で最も幸せな国を探す旅をつづった『世界しあわせ紀行』(2008年)は全米ベストセラーとなり、18カ国語以上に翻訳された。現在、妻、娘とワシントンDCに在住

関根光宏[セキネミツヒロ]
翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kana

55
不幸な国の取材に辟易した著者が幸せ度の高い国を求めて世界を旅する話というから明るく軽いノリのエッセイかと思ったら、アメリカンジョークを飛ばしながらも、文化人類学のフィールドワークのように宗教家から移住者、床屋さんまで幅広い人たちへのインタビューを行い、豊富な学説を引用しながら幸せの本質に迫る、真摯な姿勢で執筆された意欲作でした。幸せの解釈はあまりに多様で答えは出ないのですが、幸せ度が著しく高い国と低い国の間には残念ながら明らかな差異を感じました。アイスランドの幸せ感は好ましく、モルドバの不幸は苦しかった。2014/01/18

アキ・ラメーテ@家捨亭半為飯

52
戦争や飢餓など不幸な国を取材することにうんざりしたアメリカ人ジャーナリストがしあわせを考える旅に出た。オランダ、スイス、ブータン、カタール、アイスランド、モルドバ、タイ、イギリス、インド、アメリカを巡り、それぞれの国で様々な人に出会い話を聞き、考えたしあわせとは?高野秀行さん推薦とのことだけれど、同じテーマを高野さんが書いてくれたものを読んでみたいと思った。2016/06/30

TATA

46
幸せってなんだ、世界中の幸福度の高い国から低い国まで諸国行脚。オランダに始まり、カタール、インド、ブータン、スイス、アイスランド、モルドバなど。大麻が解禁されてるのが幸せな理由でもなく、日照時間が少なくても幸福度は高く、裕福な国でも幸福度は高くなくって、その逆も。独自の文化に誇りを持って、周囲との信頼感や将来への不安が少なかったら幸福度は高まるはず?でもそれだけじゃないんだろう。色んなことを考えるとても良いきっかけになりました。まあ、よく発表されているこの手のなんとかランキングを見るのは程々でいいかなと。2024/10/22

こばまり

46
それぞれの国の歴史と風土に即した幸せの定義が興味深いです。と同時に、読む前の予想通り、幸せには万国共通の要素もありそうです。所謂名所旧跡の類は一切出て来ませんがどっぷり旅気分に浸れました。この中で一箇所訪れるなら、私は断然アイスランド。2015/01/12

キクチカ いいわけなんぞ、ござんせん

24
アメリカのジャーナリストが、10カ国を訪れ、「あなたはしあわせか」ときいてまわる。幸せの国はブータン、アイスランド、タイで、不幸な国はモルドバ、そしてアメリカ。人々の幸せ、不幸せを読むうちに、こちらの頭も混乱してきた。幸せな状態とは、誰かが自分を必要としてくれて、失敗してもいいし、心地よい生活と、少しのお金、などなど条件を満たさないといけない。幸せへの道はハードルが高いなあ、と思いました。2015/04/22

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