寿命1000年―長命科学の最先端

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  • サイズ B6判/ページ数 321p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152093110
  • NDC分類 493.18
  • Cコード C0045

出版社内容情報

ヒトの寿命は一〇〇〇歳になる――一見失笑ものの主張がいかに現実味を増しているか。TEDコンファレンスでも著名なデ・グレイらによる先端長寿科学の成果とその限界を、あくまで科学的に紹介。

内容説明

不老はもう「見果てぬ夢」ではない。不老研究の第一人者が唱える過激にして独創的な理論を、『フィンチの嘴』のピュリッツァー賞作家が紹介するポピュラー・サイエンス。

目次

第1部 不死鳥(不死への渇望;死の宿命;細胞の生と死;不死鳥の巣へ)
第2部 ヒュドラ(老化はいかに進化したか;ガーベッジ・カタストロフィ;老化にかんする七つの「大罪」;メトセラ戦争;いちばん弱い環)
第3部 良き生とは(生への執着;不老不死の代償;永遠の肯定と否定)

著者等紹介

ワイナー,ジョナサン[ワイナー,ジョナサン][Weiner,Jonathan]
ピュリッツァー賞、アメリカ批評家協会賞、ロサンゼルス・タイムズ・ブック・プライズなどを受賞したサイエンスライター。目下ニューヨーク在住で、コロンビア大学にてサイエンス・ライティングを教えている

鍛原多惠子[カジハラタエコ]
翻訳家。米国フロリダ州ニューカレッジ卒業(哲学・人類学専攻)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ソウ

2
タイトルに惹かれて読むも、思っていた内容と違って読み進めるのがしんどかった。科学的な見地から、最後の方は哲学的な話へと。みんな1000年も生きられるようになったら、地球上は人間でわんさかになってしまいますね(笑)2012/12/19

ひろゆき

1
人間の死の七つの原因を一つひとつ潰し、数百年は生きれることを展望する科学者デ・グレイの主張を中心に、現時点での生命科学の到達点を紹介する本。寿命が圧倒的に延びる可能性が現実味を帯びていることはわかったが、個々の主張、特に癌への対処が専門家からみたら、荒唐無稽なものなのだろうか。それにしてもデ・グレイの怪しさ!ビール飲み過ぎで、目的達する前に、肝硬変で死ぬのではないかと。また数百年に寿命が伸ばせるとして、その医療サービスが行き渡るには、社会制度そのものが変革されねばならなく、わが生に間に合いそうもないのが残2012/10/27

くさてる

1
題名通りの長命科学に関するルポ本…のはずなんだけど、登場する科学者、デ・グレイのキャラ立ちのすごさになんとなく呑まれたようになって小説のような気分で読み続けてしまった。それは著者も同じだったようで、その強烈な個性に飲み込まれずに客観的な視点を持ち続けようと努力する様を含めて、面白い内容だった。2012/09/23

えんじ

1
デ・グレイなる人物を中心に据え、現在の不死研究を追う・・・という内容なのですが、物語性や読み物としての楽しさを持ってきているせいで返って、散漫な内容という印象。不死にもいろいろな方法があるはずなのに、デ・グレイが中心なのであまり広がらない。読み終えた後も「主流」を抑えたのか「特異な流れ」を抑えたのかさっぱり。工作舎のあれみたいなのとは違う本です。ところで・・・不死販売株式会社は酷い映画でしたね。映画館で見てしまいました。原作はあんなに面白いのにねえ。 2012/08/14

人生ゴルディアス

1
一時、テロメアなど不死について取りざたされたが、すぐに沈静化し、不老不死は再び語ることさえ恥辱のトンでも科学の古巣に戻る。人が不老不死を悪ととらえるようになった時、人類はその生きる意味を失った、とハンナ・アレントは語った。著者も、変化こそが生命であり、死という終わりのある道程においての記憶が「自己」であるという立場をとる。永遠に生きるヒュドラや原始生命は、老いた細胞を捨て、まったく新しい自分を継ぎ足すことで不死を得る。人の記憶を司るニューロンではこれができない。だが、科学とはいつも不可能への挑戦であった。2012/08/12

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