デザイナーベイビー

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  • サイズ B6判/ページ数 100p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152092236
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

大学病院の新生児室から女児が誘拐された! 『ノーフォールト』(ドラマ化名「ギネ」)の著者が生殖医療の闇を抉る社会派ミステリ

内容説明

城南大学病院は衝撃に震えた。生後三日の女児が、新生児室から連れ去られたのだ。誰が、なぜ、どうやって、生まれたばかりの児を?しかも誘拐された児は病気を持っている。救出は一刻を争う。やがて院長あてに身代金要求の電話が入るが…狡猾な犯人に翻弄され、焦慮に駆られる警察。医師たちも動揺を隠せない。だが、事件はまだほんの序の口だった。さらなる衝撃が、城南大学病院を襲ったのだ!人工授精、遺伝子操作、代理母出産、卵子売買…日進月歩で技術は進みながらも、日本ではまったく法整備がなされていない生殖医療。その光と闇とは?産科医不足問題の実態を描き、社会に大きな波紋を投げかけた『ノーフォールト』に続き、最前線の現役医師が再び日本の医療危機をえぐり出す話題作。

著者等紹介

岡井崇[オカイタカシ]
医学博士。昭和大学医学部産婦人科学教室主任教授。昭和大学病院総合周産期母子医療センター長。1947年和歌山県生まれ。1973年東京大学医学部を卒業後、東京大学医学部助教授、総合母子保健センター愛育病院副院長等を経て現職にいたる。日本医学会幹事、日本産科婦人科学会副理事長・医療安全推進委員会委員長、日本周産期・新生児医学会副理事長、日本超音波医学会理事、東京都周産期医療協議会会長ほかを勤める。2009年より実施された産科医療補償制度では、原因分析委員会委員長に就任した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けそけそ

52
新生児誘拐事件から生殖医療の在り方を問うミステリ ⭐︎3 病院内での新生児誘拐事件を発端に、多くの事件が繋がっていくミステリ。高明な医師が書いているとは思えない(いい意味で)ぐらいのエンタメ小説だった。そんな作品の中で、生殖医療の現在および起こりうる未来での問題点を指摘している。考えさせる部分も多くある作品。2021/04/04

達ちゃん

44
生殖医療の闇とミステリーを融合させた話でかなりの読み応え。ちょっと長いかな~とも思いましたが、まずまず面白かったです。2017/05/05

あっちゃん

30
遺伝子の段階から病気を無くす、コレはナルホドと思うけど、確かに人間の欲望は限りないので、より優秀な子供を、と操作していくかもと思うと恐い!内容的には面白いけど、文体とミステリ部分は読みづらく感じた!2018/07/06

ゆみねこ

26
大学病院の新生児室から生後3日目の女児が連れ去られ、院長あてに身代金要求の電話が…。単純な新生児誘拐事件かと思ったら入院中の妊婦が不審な死を遂げたり、担当の看護師が殺害されたりと。生殖医療や遺伝子操作など内容は盛りだくさんだけど、教授が関係者の中2の息子にぺらぺらと事件の経緯を語ったりとか、あり得ない展開も多すぎる。我が子を望み、健康で生まれてくれたらそれだけで満足とはいかない人間の業の深さか。ラストは納得いきません、あり得ない。2012/03/09

るど

16
新生児誘拐と妊婦母子殺害を追った犯罪小説。警察物ですが、生命誕生にまつわる各種の研究が詳しく述べられているので医療小説でもあります。興味深い内容が盛りだくさんで読み手の興味を切らせません。筆者が現役の医師だそうで、実にリアリティーがあります。クライマックスの謎解き部分についてはチョット無理がある感じがしますが、それを補って余りある内容の充実ぶりです。本作に脇役で登場する医師が主人公の別作品もあるようですので、是非読みたいと思います。競走馬の生産みたいな発想が人の誕生に強く係わってくると怖いなと思いました。2018/01/18

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