出版社内容情報
大学病院の新生児室から女児が誘拐された! 『ノーフォールト』(ドラマ化名「ギネ」)の著者が生殖医療の闇を抉る社会派ミステリ
内容説明
城南大学病院は衝撃に震えた。生後三日の女児が、新生児室から連れ去られたのだ。誰が、なぜ、どうやって、生まれたばかりの児を?しかも誘拐された児は病気を持っている。救出は一刻を争う。やがて院長あてに身代金要求の電話が入るが…狡猾な犯人に翻弄され、焦慮に駆られる警察。医師たちも動揺を隠せない。だが、事件はまだほんの序の口だった。さらなる衝撃が、城南大学病院を襲ったのだ!人工授精、遺伝子操作、代理母出産、卵子売買…日進月歩で技術は進みながらも、日本ではまったく法整備がなされていない生殖医療。その光と闇とは?産科医不足問題の実態を描き、社会に大きな波紋を投げかけた『ノーフォールト』に続き、最前線の現役医師が再び日本の医療危機をえぐり出す話題作。
著者等紹介
岡井崇[オカイタカシ]
医学博士。昭和大学医学部産婦人科学教室主任教授。昭和大学病院総合周産期母子医療センター長。1947年和歌山県生まれ。1973年東京大学医学部を卒業後、東京大学医学部助教授、総合母子保健センター愛育病院副院長等を経て現職にいたる。日本医学会幹事、日本産科婦人科学会副理事長・医療安全推進委員会委員長、日本周産期・新生児医学会副理事長、日本超音波医学会理事、東京都周産期医療協議会会長ほかを勤める。2009年より実施された産科医療補償制度では、原因分析委員会委員長に就任した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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