出版社内容情報
生まれてから一度も感情を露わにしたことのない少年、本海宥現。発砲事件をきっかけに家族と別れ、砂漠の旅を続ける彼は、過去からの殺戮機械と出会う──。原作前半「完璧な涙」「墓から墓へ」を収録
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
15
「感情が生じさせた涙は時間を封じ込んだ水球」魅惑的な一文で始まる『完璧な涙』だが、この一文が端的に物語をすでに象徴している。感情のない少年・宥現は、過去を修復する銀妖子に悩まされている。家を飛び出した宥現に、過去からの殺戮機械と未来から来たレイラとの出会いが待ち受ける。「現在というのは過去と未来の領域の境界のことよ 過去も未来も不確定なものでそれに挟まれて現在は危うく成立している」(つづく)2019/08/19
suisei214
1
なぜか新刊コーナーにあってゲットしてしまったっが2011年発行でした。しかし未読だったので無問題。原作補完にちょうどいい感じ2013/08/15
DEIRmen
1
多分10年以上前に作者の何かのコミックの巻末のイラストに完璧な涙の話があったのを見て神林長平を読み始めたので、この漫画化は個人的に感慨深いものがあります。2011/03/20
tatsuki
1
久々に東城さんのイラストみて癒された。昔のウィングスのようなSFで続きが気になるよー!原作読んじゃいそうです。面白かった♪2011/03/16
ヘンリー八世が馬上試合で死んだことは内緒
0
骨と皮だけの神林長平の文体が好きではないため小説はあまり読んでこなかったが、漫画だとイメージしやすく楽しめた2013/07/07
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