内容説明
15歳のテリーは母親と二人暮らし。同い年のガールフレンド、アビーとの仲は良好なものの、なかなか大人の関係に進展しないのが悩ましい。テリーがアビー以外で目下夢中なのは、黒人トレーナー、ジョージに教わるボクシングだ。まだ始めたばかりだけれど、ジョージのように強くなることを夢見てトレーニングに励んでいる。そんなある日、テリーと同じハイスクールに通うジェイソンという少年が浜辺で死体となって見つかった。学校はそれをステロイドの乱用からくる自殺だと説明した。だが、おとなしくてスポーツもしないジェイソンがそんなものを使っていたとは信じられない。テリーとアビー、そして仲間たちは学校と町にはびこる陰謀を探りはじめた…スペンサー・シリーズの巨匠が少年のまなざしを通じて熱く温かく描く、愛と友情、そして勇気の物語。
著者等紹介
パーカー,ロバート・B.[パーカー,ロバートB.][Parker,Robert B.]
1932年生まれ。ボストン大学でハードボイルド作品に関する論文により博士号を取得。1973年、私立探偵スペンサーが初登場する『ゴッドウルフの行方』で作家デビュー。1976年の『約束の地』でアメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞を受賞し、2002年には同賞の巨匠賞を受賞した。代表作であるスペンサー・シリーズの他、警察署長ジェッシイ・ストーン・シリーズ、女性探偵サニー・ランドル・シリーズ、ウェスタン小説やヤングアダルト向けの単発作品など、精力的に作品を発表し続けた。2010年没
光野多惠子[ミツノタエコ]
津田塾大学英文科卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kircheis
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
ぽてち
ぱせり
tom