T・S・スピヴェット君傑作集

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T・S・スピヴェット君傑作集

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  • サイズ A4判/ページ数 381p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784152091086
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

モンタナに住む十二歳の天才地図製作者、T・S・スピヴェット君のもとに、スミソニアン博物館から一本の電話が入った。それは、科学振興に尽力した人物に与えられる由緒あるベアード賞受賞と授賞式への招待の知らせだった。過去にスミソニアンにイラストが採用された経緯はあるものの、少年はこの賞に応募した覚えはない。これは質の悪いいたずら?そもそもこの賞は大人に与えられるものでは?スピヴェット君は混乱し、一旦は受賞を辞退してしまう。だがやがて、彼は自分の研究に無関心な両親のもとを離れ、世界一の博物館で好きな研究に専念することを決意する。彼は放浪者のごとく貨物列車に飛び乗り、ひとり東部を目指す。それは、現実を超越した奇妙な旅のはじまりだった。アメリカ大陸横断の大冒険を通じて、自らの家族のルーツと向き合う天才少年の成長と葛藤を、イラスト、図表満載で描き上げる、期待の新鋭による傑作長篇。

著者等紹介

ラーセン,ライフ[ラーセン,ライフ][Larsen,Reif]
1980年生まれ。作家。ブルックリン在住。ブラウン大学で教育学を学んだ後、コロンビア大学大学院クリエイティブ・ライティング修士課程を修了した。ドキュメンタリー映画製作者としても活躍しており、アメリカ、イギリス、サハラ砂漠周辺の芸術を専攻する学生たちの記録を発表している。『T・S・スピヴェット君傑作集』で出版デビュー

佐々田雅子[ササダマサコ]
立教大学文学部英米文学科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

田氏

18
緻密な図解や注釈がこれでもかと添えられた、天才少年テカムセ・スパロー・スピヴェット君の冒険譚。このT・S少年の早熟ぶり、もし「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」のオスカーと邂逅したらたちまち意気投合しそうだ(どちらもヴィジュアル・ライティング作品という点においても)。さてしかし、理知的かつ淡々と書き綴ってはいても、その節々には弟の死が影を落としている。一人で大陸横断の旅に出るのだって、漠然とした居場所のなさへの対抗あるいは逃亡だ。そこから始まるビルドゥングスロマン、ときどき秘密結社とワームホール。2020/04/18

すけきよ

6
註釈小説の変化球と言ったところ。主人公のT・Sは絵が上手く、記録魔なため、本文中に図表が多く、その註釈もまた図表と解説になっているため、本のサイズはかなり大きい。そういうレイアウトはなかなか楽しいものの、マジック・リアリズム的な旅を期待していると、少々肩すかし。内容は死をイメージさせるメタファーであふれている。作中で、T・Sは死を望んでいたと語っており、旅(=死)を体験し、それを克服することによって、成長(生まれ変わり)し、それまでとは違う世界が見えるようになる。ラストの父の姿はなかなか感動的。2010/03/04

ひびキング

4
寝転がって読むとドサッと顔に落ちてくるでかい本です(^_^;) イラストと脚注に囲まれた不思議な構成ですが、その脚注の中にこそストーリーとは別の物事の本質が著されていたりします。父と子、母と子、少年がルーツを探るファンタジー。少年の成長はこれからですww2014/11/30

CHARA

2
不思議な本だった。 イラストは面白いし、主人公の語りも少年らしさと天才児らしさが混在して楽しい。 演説の場面は実に良かった。 しかし、ラストはどうなんだろう。 色々と伏線はあるのに投げっぱなしである。 でもこれはスピヴェット君の「傑作集」だからこれでいいのかも。2012/03/31

鉄髭

2
とにかく楽しくて素敵な本! その筋立てや、主人公たちを明らかにモデルにしている私小説風の作中作、科学に対する熱い啓蒙もさることながら、やはり図解や造本に尽きる。パラパラとめくって眺めているだけで楽しい。「本」好きには、是非おすすめした「本」。多分、本屋で軽く立ち読みできるならば、それだけでもときめく事うけあい。2011/11/08

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