出版社内容情報
近代以前の日本社会を対象として,周辺世界との関連において地域史をとらえ,また社会を担ってきた多様な人々を総体としてとらえる.その内面の世界にも着目する等,日本史研究の新局面を開拓し,日本史像を再構築する.
内容説明
衣・食・住、さまざまなしぐさ、病いと死、自然や動物、神々。日々の生活のなかでこれらをめぐる日常的な、あるいは非日常的な感覚的対応に着目し、「からだ」と「こころ」のありようを考える。
目次
問題の所在(吉田孝)
日本古代における民族と衣服(武田佐知子)
食事の体系と共食・饗宴(原田信男)
近世における住居と社会(玉井哲雄)
仕草と作法―死と往生をめぐって(千々和到)
こもる・つつむ・かくす―中世の身体感覚と秩序(黒田日出男)
中世人と「やまい」(横井清)
普請と作事―大地と人間(三鬼清一郎)
動物と人間社会(塚本学)
民衆宗教の深層(小沢浩)



