内容説明
パムという少女から依頼を受け、彼女の故郷タンポポ村を必死で捜す“銀河乞食軍団”のもとに、ある情報が寄せられた。タンポポ村消失の原因となったバニシング・エンジン“X200”の全開試運転を、星涯星系軍が再度実施しようとしているというのだ。場所は、星涯星系から数光週離れた隠元岩礁。そこで“乞食軍団”の面々は、ひそかに驚くべき計画の準備をはじめ…。そして実験当日、コントロール・センターが置かれている工作艦“左甚五郎”から星系軍本部に入った緊急連絡は、“隠元岩礁消失ス”であった!いったい、何が起こったのか?一方、“乞食軍団”の白沙基地には、タンポポ村跡の大穴に探検のため入っていった虎造が、数カ月ぶりに宇宙服姿のまま現われた。このことから、タンポポ村の行方を追うための強力な手掛かりが…。1982年に発表されるやたちまち大評判となり、日本SF界に燦然と輝くスペース・オペラの金字塔と高く評価される“銀河乞食軍団”シリーズ。第7巻「決戦!金太郎岩礁」から第11巻「タンポポ村、還る!」までの5長篇を収録。
著者等紹介
野田昌宏[ノダマサヒロ]
1933年福岡県生まれ。学習院大学政治経済学部卒。学生時代からアメリカのパルプ雑誌の蒐集家・研究家として名をはせる。大学卒業後、フジテレビに入社。制作した“ちびっこのどじまん”が一世を風靡する。またロングラン番組“ひらけ!ポンキッキ”を手がける。一方、翻訳では『スターウルフ』シリーズや『キャプテン・フューチャー』シリーズなど、スペース・オペラの楽しさを紹介。また著作では、1982年より刊行を開始した『銀河乞食軍団』シリーズが、発表されるやたちまち大反響を呼び、日本SF史上に輝くスペース・オペラの金字塔と高く評価されている。2008年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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