内容説明
死刑を目前に控えた囚人は、最後の一服を要求した。しかし、刑務所の所長は完全禁煙の規則を盾にそれを拒否。事態は、煙草会社、法曹界、政治家を巻き込んで、奇妙な混乱へと陥っていく…。はたして、囚人は最後の一服を許されるのか?一方、禁煙の市庁舎のトイレで煙草をくゆらせていた職員は、幼い女の子に現場を発見される。威嚇して追い払ったものの、職員には告発の手が伸びる。やがて、囚人と職員の人生は、皮肉な形で交差する―注目の作家が放つブラック・コメディ。
著者等紹介
デュトゥールトゥル,ブノワ[デュトゥールトゥル,ブノワ][Duteurtre,Beno^it]
1960年生まれ。フランスの小説家、エッセイスト。フランスの大統領ルネ・コティの曾孫にあたる。サミュエル・ベケットに才能を見出され、1985年に長篇Sommeil perduでデビューした。その後、ミラン・クンデラに絶賛された短篇集Dr^ole de tempsでアカデミー・フランセーズ賞を受賞。第十作となるLe voyage en Franceではメディシス賞に輝くなど、華々しい活躍を続けている。著書は13カ国に翻訳されている
赤星絵理[アカボシエリ]
東京都立大学人文学部卒、仏語翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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