内容説明
2010年9月、ニューヨーク・JFK国際空港で旅客機が着陸直後に外部との無線連絡を絶ち、照明を消し、すべての電気系統を落として誘導路上で沈黙した。人質事件の懸念から突入したレスキュー隊が発見したのは、二百名近くの乗客が席に着いたまま静かに息絶えている姿だった…。バイオテロの可能性から、当局はCDC(疾病対策センター)の特別班を召集する。チームを率いる疫学者イーフリアムは最愛の息子と過ごす貴重な週末をきりあげて空港に急行し、機内のバイオハザード調査に入るのだった。事件の原因究明にあたるイーフはやがて、この悪疫がいくつもの家族と社会秩序を引き裂き、猛烈な勢いで蔓延していくさまを目の当たりにする。それは同時に、太古の昔から地球に生きる、ある忌まわしい種族の復権を意味していた―アカデミー賞映画監督ギレルモ・デル・トロが長年あたためてきたアイディアを惜しまずそそいで贈る極上のスリル。全米ベストセラー・リストランクイン、世界21カ国で翻訳決定の傑作ノンストップ・パンデミック・スリラー。
著者等紹介
トロ,ギレルモ・デル[トロ,ギレルモデル][Toro,Guillermo del]
1964年、メキシコ生まれ。特殊メイク界から映画監督に転身、メキシコ映画「クロノス」(’93)で監督デビュー。その後「ミミック」(’97)「ブレイド2」(’02)などでハリウッドでの名声を高め、2006年にはデル・トロ版「千と千尋の神隠し」と評された「パンズ・ラビリンス」でアカデミー賞三部門に輝いた。現在は2011年公開予定の「ホビットの冒険」を撮影中のほか、大作の製作依頼が次々舞いこみ、いまハリウッドで最も多忙な映画監督といわれる
ホーガン,チャック[ホーガン,チャック][Hogan,Chuck]
1995年、若くして書いた初長篇『人質』でディーン・R・クーンツに絶賛され、劇的なデビューを果たす。以後『強盗こそわれらが宿命』など、巧みなプロットで読ませるサスペンスの傑作を次々発表している
大森望[オオモリノゾミ]
1961年生、京都大学文学部卒、翻訳家・書評家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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