出版社内容情報
熱力学は科学の基本。文系で言うと、シェイクスピアの訳本が読めるレベルだ。熱とは、仕事とは、エントロピーとは何か……あらゆる自然科学に顔を出すこの分野の基本四法則を克明に解説した必読入門書
内容説明
温度の本質とは。永久機関はなぜありえないのか。エントロピーとは何か…こんな疑問を扱う熱力学には、実はあらゆる変化の本質が凝縮されている。名作『ガリレオの指』『エントロピーと秩序』の名匠アトキンスが贈る、珠玉のポピュラー・サイエンス。
目次
1 第0法則 温度の概念(「系」とそのふたつの特性;「平衡」という概念と温度 ほか)
2 第1法則 エネルギーの保存(エネルギーと仕事;内部エネルギー ほか)
3 第2法則 エントロピーは増大する(熱力学第2法則の重要性;第2法則のふたつの表現 ほか)
4 自由エネルギー どれだけ仕事に使えるか(仕事にかんする熱力学的特性はないのか?;ヘルムホルツ・エネルギー ほか)
5 第3法則 ゼロには到達できない(第3法則の意義;有限のはしごを使っても、無限には到達できない ほか)
著者等紹介
アトキンス,ピーター[アトキンス,ピーター][Atkins,Peter]
1940年生まれ。オックスフォード大学化学教授、リンカーン・カレッジ・フェロー。専門は物理化学。世界的に著名な化学教科書の著者として知られるが、ポピュラー・サイエンスの書き手としても名高い
斉藤隆央[サイトウタカオ]
1967年生まれ。東京大学工学部工業化学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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nbhd
たばかる
東雲そら
studious0404
koz