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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夜間飛行
59
耽美や幻想という言い方をすると思考がそこで止まってしまう。生の反撃に出る場所。つまりはヒューマニズムなのだ。「五右衛門屋敷」は死者たちの作るお化け屋敷の話、「ベトナムチーム」は戦死体が祖国へ帰りたがる話、「サルベージ」は死者を出した事故物件を優良物件に変える不動産屋の話。いずれも生死を越えて、人間の生存本能(?)に圧倒される作品だった。極めつけは「人形姫」で、解体され人形にされたお姫様の軀を弄ぶという変態な話。SにしてもMにしても生命力というものは解放を求めている。要はヘコタレるか、反撃に出るかの違いだ。2017/10/09
片瀬
11
カラーイラスト4点に漫画11編、ロングインタビューや作品キーワード事典、さらに小説(和嶋慎二 著)も入っていて読みごたえがあります。今回はホラー話が多かったです。誰が行くか!不快感満載の『伍右衛門屋敷』。怨念の中で熟成された『ピータンの壺』。戦死した兵士の戸惑い『ベトナムチーム』。この作品集の中では、C感覚でガクガクな『人形姫』がとってもよくって、何度も読んでしまいます……。『猟奇探訪小説』に出てくる「風俗資料館」、現存するなら行ってみたいですねえ。2016/04/06
yuiたん
3
短編集のこの中では「人形姫」が一番好き。プラモデルの原型師に憧れていた大越孝太郎のこだわりなのか、登場する生きた人形の装飾もカタチも綺麗で主人公が人形しか愛せなくなってしまった感が理解できたりする自分も危ういのかなぁ、と、思ってしまった。2015/08/31
シェリー
1
ホラーもあり、エログロで面白い。2020/07/25
l
0
猟奇的でユーモラス!どのお話も短いけど なかなかの濃さ。マンガ以外にもカラーや作者インタビュー、小説、キーワード事典、解説、と盛りだくさんです。2016/08/06