図書館ねこデューイ―町を幸せにしたトラねこの物語

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  • サイズ B6判/ページ数 322p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152089656
  • NDC分類 934
  • Cコード C0098

内容説明

子ねこが、幸せをはこんできた!返却ボックスから救いだされやがて人びとを魅了した「図書館ねこ」が教えてくれたこととは?全米で注目の感動エッセイ。

目次

プロローグ アイオワにようこそ
とてつもなく寒い朝
完璧な新入り
デューイ・リードモア・ブックス
図書館での一日
キャットニップと輪ゴム
グランド・アヴェニュー
猫の親友たち
デューイとジョディ
家から遠く離れて
かくれんぼ
クリスマス
りっぱな図書館
デューイの大脱走
スペンサーでいちばん人気の猫
アイオワの有名な図書館ねこ
現代の世のなかにおけるデューイ
本のなかの猫ちゃん
世界で最悪のイースター
デューイの新しい友人たち
何がわたしたちを特別にするか?
デューイ、日本にいく
母の思い出
デューイの食事
会議
デューイの愛情
デューイを愛して
エピローグ アイオワからの最後の思い

著者等紹介

マイロン,ヴィッキー[マイロン,ヴィッキー][Myron,Vicki]
1948年、米国アイオワ州スペンサーの郊外で生まれる。22歳で結婚し、娘ジュディを授かるが、夫のアルコール依存症が理由で離婚。福祉援助を受け、マンカト州立大学とエンポリア州立大学で図書館学・人類学などを修める。32歳で地元スペンサーの公立図書館に勤務し、34歳から5年間は副館長、その後の20年間は館長を務めた

羽田詩津子[ハタシズコ]
英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイ

131
一番最初の著者とデューイとの出会いには感動した。でも、あとは読めば読むほど作者への不快感が募った。デューイじゃなくて、著者の物語になっている。一応、デューイのことを知りたくて最後まで読むも、半ばはざざーっと。ここまで書いていいかどうか...なんだけど、著者が館長さんの図書館では働きたくないなあと思った。2018/11/15

Aya Murakami

111
図書館で借りた本。 ベイカーアンドテイラーという図書館猫の本を以前読んだのですが、図書館に猫という組み合わせってけっこう多い事例なのですね。 猫の話だけでなく夫のアル中や思春期を迎えた娘との葛藤など結構暗い話も盛り込まれ明暗あふれるリアリティな話でした。アル中夫が暴力的でないのが救いだと個人的には思いました。 2018/06/02

みかん🍊

73
凍てつくような寒い朝、スペンサー公共図書館の返却ポストから助け出された猫のデューイは図書館猫としてスペンサーの人々から愛され世界中から人々が会いに訪れる賢く、ハンサムで人を愛する社交的な猫、こんな猫が図書館にいたらと羨ましですが、猫なら何でもいいという訳ではなくデューイだからこそ図書館猫が勤まるのである。デューイには魅了されるが、著者が作家でないため仕方ないのか、急にスペンサーの歴史や自分史がだらだら入って、大袈裟で鼻につく、読者が読みたいのはデューイの事である。2015/02/22

miww

71
とてつもなく寒い朝。1988年1月アイオワ州スペンサーの図書館の返却ボックスに捨てられていた仔猫は図書館猫となりデューイ・リードモア・ブックスと名付けられる。入口で来訪者を出迎え、必要な人の膝の上に乗って彼らを癒しながら18年の生涯を終えるまで人々に愛され続けた。デューイのかわいいエピソードがいっぱい。その存在は多くのマスメディアでも話題となり遠方からもデューイに会いに来る人が絶えなかった。日本でも「猫びより」やNHKの番組でも紹介されたという。図書館とヴィッキーに寄り添い続けたデューイがとても愛おしい。2016/02/18

ぶんこ

64
血統書付きの2匹の猫を図書館猫として飼っていたという本を以前読んでいて、猫たちは素晴らしかったけれど、飼い主?には共感出来なかっただけに、こちらを読んでやっと猫と人間の絆を知らしめてくれたなぁと感慨深い。しもやけを作り凍死しそうだった子猫を保護し、図書館猫として育てたヴイッキーは、過酷な日々を経験してきていました。また図書館のある町も大火事や天災、イナゴ被害等々過酷な時を繰り返していました。そういった描写がある事で、より図書館にいる猫が人々に癒やしを与える貴重な存在だと分かりました。2017/10/25

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