内容説明
イギリスでも一、二をあらそう大金持ちのうえに、誰もがうらやむ美貌のリネット。そのリネットが結婚相手に選んだのは、意外にも貧乏な若者だった。だが、その若者サイモンは、じつはリネットの親友ジャッキーの婚約者だったのだ。ハネムーンへと旅立った二人の前に、ジャッキーが姿をあらわす。復讐に執念を燃やすジャッキーにおびえる二人。旅の道づれになった名探偵エルキュール・ポアロは、不吉な予感をいだくが…。
著者等紹介
クリスティー，アガサ［クリスティー，アガサ］［Ｃｈｒｉｓｔｉｅ，Ａｇａｔｈａ］
１８９０年イギリスのデヴォン州生まれ。１９１４年に結婚。１９２０年に長編『スタイルズ荘の怪事件』で作家デビュー。１９２８年に離婚した後、１９３０年には考古学者マックス・マローワンと結婚。１００以上の長篇、短篇、戯曲、エッセイなどをのこし、１９７６年に死去。現在でもその作品は、世界中で愛読されている
佐藤耕士［サトウコウジ］
１９５８年生まれ。上智大学文学部英文科卒（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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shoko
21
ラストにやっと動きが。そこまでの伏線は、後で大事だったとわかるパターンか。急いで下巻へ。2020/10/18
頼ちゃん
7
最後でやっと事件が！名前がなかなか覚えられなくて、登場人物紹介を何度も見ながら読んでしまった。犯人につながる伏線があるのだろうが、そこまでいかない。さあ、下巻はどうなるかな。2017/08/16
tmkmiura
2
そういう話じゃないのは分かってるけど、リネットがサイモンを奪う経緯が詳しく知りたかった。2015/10/14
anxi
2
仕事2011/03/19
遠藤三春
1
珍しく上下に分かれている。リネットがサイモンを略奪する過程が一切省略されていて潔いな。しかし私は不倫反対過激派だからリネットにもサイモンにも同情できない。この頃のポアロは結構歳をとっているっぽい。そして今回に限っては自惚れよりも大人の器の大きさや優しさがあるな。話運びが丁寧で文が美しい。読みやすかった。下巻も楽しみ。2020/09/19
