内容説明
マーク・トウェイン賞受賞の円熟味!気の利いた台詞に思わずニヤリ、抱腹絶倒から人生の哀歓まで縦横無尽に繰り広げられる、洒落た大人の笑いをどうぞ。
著者等紹介
酒井洋子[サカイヨウコ]
1941年、東京に生まれる。日本女子大学英文学科卒、ハワイ大学イースト・ウェスト・センター大学院演劇科卒。演出家、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Natsuko Michimata
1
『23階の笑い』実話を基にしているというのが感慨深い。タイトルからはコメディのように感じるが、絶頂から解散に向かう部分を描いた人情劇だと思った。キャラがどれも魅力的。とくに、アイラは好き。ブライアン、せっかく成功したのに死んじゃったんだね…。乞食のところとかもだけど押し付けがましくなく考えさせられてしまうポイントがうまく組み込まれたスルメイカみたいな作品。2015/10/06
NAGIA
1
大学の時、英語のテキストだったニール・サイモン。みんなで和訳本を買ってカンニングしたいけない思い出があるけれども、あれで面白さを知ったので、先生には感謝しています(そしてごめんなさい)。きっついユーモアのなかにも、じんとくる人間模様がある。機会があったら上演されているのも見たい。2013/11/05