Hayakawa novels
祝宴―競馬シリーズ

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 394p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152088789
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

マックス・モアトンは史上最年少でミシュランのひとつ星を獲得した若きシェフ。ニューマーケット競馬場の近くにみずからがオーナーのレストラン“ヘイ・ネット”を構えている。平日なら1週間以上、週末は1カ月前には予約が必要な人気店だ。ロンドン進出のオファーもあり、前途は洋々だった。しかし、彼が料理を担当した伝統の2000ギニーレースの前夜祭で食中毒が発生すると、将来に暗雲が立ちこめる。店の常連だった競馬界の有力者が次々と激しい腹痛と嘔吐に襲われ、〈ヘイ・ネット〉の厨房は食料基準局によって閉鎖されてしまう。マックス自身も毒に冒され、ベッドの上でのたうち回るはめに。彼と店のスタッフはつねに清潔を心がけ、食材の選定にも心を配ってきたはずだが…。必死に築き上げた評判も、このままでは地に落ちる。しかもレース当日、マックスは競馬場の貴賓席で催されるスポンサー企業のパーティをまかされていた。弱った体でなんとか料理をこなしたが、パーティ会場で爆弾テロが発生し、多くの死傷者が!前日の食中毒と爆弾事件になにか繋がりがあると直感したマックスは、汚名返上のため調査を開始する。『再起』で奇蹟の復活を遂げた人気シリーズの最新作がはやくも登場。

著者等紹介

フランシス,ディック[フランシス,ディック][Francis,Dick]
1920年、英国のウェールズ生まれ。障害競馬の騎手として第一線で活躍し、57年に引退。同年「サンデー・エクスプレス」紙に競馬記事を書き始めるとともに、自伝『女王陛下の騎手』を発表し、作家としてデビューした。62年に小説の第一作『本命』を刊行、以後ほぼ一年に一作のペースで競馬を題材にした上質の作品を送り出してきた。MWA(アメリカ探偵作家クラブ)賞、CWA(英国推理作家協会)賞を何度も受賞している。執筆のよき協力者であった妻メアリが2000年に死去してから筆を絶っていたが、06年に不屈の男シッド・ハレー四度目の登場となる『再起』(ハヤカワ・ノヴェルズ)で華々しく復活を遂げ、07年には息子フェリックスとの共著で『祝宴』を発表した

北野寿美枝[キタノスミエ]
神戸市外国語大学英米学科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kyoko

17
新しさも加味しながら、やはりディック・フランシスの世界観はそのまま。久しぶりによかったです。ただ、このシリーズの主人公にしては恋愛部分が多いのでは…。いわゆる英国紳士も今はこんな風なのかなあ…。しかし親子で競馬シリーズを継承するなんてすごいことだと思う。伝統芸能の世界だ。世界中のファンが喜んでるんだろうなあ。2015/06/27

tom

3
なかなか良かった。いい年なのに、しばらく前の駄作の連続から回復したようだ。2009/05/10

mtbooks

2
何度も挫折しつつ読みました。 テキストは読んでいるのだけど、小説となると持続力がなくて…。 なんとか完読。 面白かった。競馬あんまり関係ないやん、と思っていたら最後に関係があった。2018/04/03

ぺそ

2
久しぶりの競馬シリーズ。息子との共著でもおもしろかった!必ず競馬は絡んでくるけど、競馬がわからなくても楽しめる。今回も主人公はシェフだし^ ^毎回思うけど、このシリーズの男達は不屈な人ばかり!!2014/11/09

Charlie

2
フェリックスも加わって今作は随分と今時感が増しているように感じた。映画っぽい。2014/10/24

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4476
  • ご注意事項