日本SF全集・総解説

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  • サイズ B6判/ページ数 309p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784152088765
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C0095

内容説明

43作家の長篇・連作71作、短篇641作を厳選。架空のSF全集の体裁で贈る画期的ブックガイド。

目次

第1期(星新一;小松左京;光瀬龍 ほか)
第2期(田中光二;山田正紀;横田順彌 ほか)
第3期(新井素子;夢枕獏;神林長平 ほか)

著者等紹介

日下三蔵[クサカサンゾウ]
1968(昭和43)年、神奈川県生まれ。出版芸術社に勤務して“ふしぎ文学館”シリーズなど約80冊を編集する。1998年からミステリ・SF評論家、フリー編集者として活動。2003年、小山正と共編で小説以外の媒体の本格ミステリを紹介するガイドブック『越境する本格ミステリ』(扶桑社)を刊行。2004年に編纂した『天城一の密室犯罪学教程』(日本評論社)は、翌年の第5回本格ミステリ大賞評論・研究部門を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

亮人

22
架空の全集『日本SF全集』(1作家1巻=文庫3冊分で全44巻)の巻末解説を集めたという体裁の一冊。SF第一世代から80年代デビュー作家までこれだけの書誌情報を網羅してるのは感嘆の一言。しかし作家によってリストの精度に偏りがあるのが不満。たとえば光瀬龍のジュブナイルSFは全て挙げられているわけではなく、代表作を数作だけ挙げているだけだったり。豊田有恒の歴史SFが完全なリスト化されていないのにはショックだ。でもまあここまでの内容が一冊にまとまっているのは壮観。読みたい本が増えすぎて困ってしまう。2012/12/05

そうたそ

18
★★★★☆ 日本SF全集という架空の全集を作り上げ、その総解説をおこなうというとんでもない労作。全集を編むからには当然著作の全てに目を通さないわけにはいかないが、それを何十もの作家分おこなった編者には恐れ入る。知らない作家、読んだことがない作品も多く、ブックガイドとしても役に立つ。面白そうな作品も多かったが、現在絶版となっており、古書店をめぐろうにもなかなかお目にかかれないし、あったとしても結構な値段がつけられているものが多いのが残念なところ。地元の図書館にも全てが揃っているわけではないし。2020/03/13

くさてる

18
架空の全集の解説本という形式のブックガイド。単純にブックガイドとしても面白いのと同時に、日本SFの歴史のおさらいも出来る内容で、とにかく読みたい本が増えて増えて危険な一冊でした。読みたい本を探している人におすすめ。姉妹企画のアンソロジー「日本SF全集」の続刊も楽しみにしております。2015/09/17

山田太郎

11
第1期が一番面白かった。というか、そのあたりの面子のすごさは半端ないです2010/10/01

けいちゃっぷ

10
まさしく労作。なによりもブックガイド的な部分が楽しい。読んでいない作品もたくさんありますが、「傑作」と書かれると「どんなんかなあ、読みたいな」という気にさせられます。残念なのは、巻末に全集収録作のリストや出版社が掲載されてますが、一部の作家を除いてほとんどが手に入らないことかな。309ページ2010/09/02

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