出版社内容情報
多数の非セット商品の管理・宣伝コストがITの進歩で限りなくゼロに近づく時、ヒット作に匹敵する利益がもたらされる。常識を覆す理論の提唱者が類稀な洞察力でビジネスと文化の未来を示す。
現代最重要キーワードの生みの親(ワイアード編集長)が、その真髄を余すところなく語る。
内容説明
人々が真に自分の好みに従って商品を探せるようになったいま、ビジネスと文化は大転換期を迎えている。現代最重要キーワード。
目次
ロングテール―大衆市場から無数のニッチ市場へ
ヒットの興亡―融通がきかない文化に縛られて
ロングテール小史―通販カタログからショッピングカートまで
ロングテールの三つの追い風―つくる。世に送り出す。見つける手助けをする。
新たなる生産者たち―生産手段を手にしたアマチュア・パワーをあなどるな
新しい市場―ヘッドからテールまで呑みこむ集積者
新たな流行発信者―蟻がメガホンを手に入れた
ロングテール経済―不足の経済と八〇対二〇の法則の終焉
短いヘッドの世界―商品スペースですべてが決まる
何でも手に入る時代―選択肢がわんさとあるのはいいことだ
ニッチ文化とは―ロングテールに生きるということ
無数のスクリーン―ポスト・テレビ時代の映像はどうなる
エンタテインメント以外のロングテール市場―ニッチ革命はどこまで広がるのか
ロングテールの法則―消費者天国をつくるには
テールの未来
著者等紹介
アンダーソン,クリス[アンダーソン,クリス][Anderson,Chris]
「ロングテール」という言葉を初めて世に知らしめたワイアード誌の編集長。ジョージ・ワシントン大学で物理学の学位を取得し、量子力学と科学ジャーナリズムをカリフォルニア大学バークレー校で学ぶ。ロス・アラモス研究所の調査員、アメリカ運輸省のチーフ・サイエンティストの調査アシスタントを経て、ネイチャー誌、サイエンス誌に勤務。その後、英エコノミスト誌に移り、ロンドン、香港、ニューヨークと飛び回り、テクノロジーからビジネスまでの幅広い領域を取材する。2001年にワイアード誌編集長に就任すると、以来同誌を五度「全米雑誌賞」のノミネートに導き、2005年度には「最優秀賞(General Excellence)」を獲得。同年には、アドバタイジング・エイジ誌の「エディター・オブ・ザ・イヤー」にも選ばれた。現在はバークレーに妻と四人の子どもとともに住んでいる
篠森ゆりこ[シノモリユリコ]
翻訳家。石川県金沢市生まれ。出版社勤務を経て渡米、ミルズカレッジ英米文学修士課程修了。専門はアメリカ文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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