ハヤカワ・ミステリワールド
愛闇殺

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  • サイズ B6判/ページ数 350p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152087348
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

恐喝事件から派生した殺人事件を取り調べ中の刑事岩海は、手口にからむ容疑者の一言に余罪の存在を嗅ぎとる。相棒の女性刑事坂野と捜査を進めるなか、やがてタイのバンコクを舞台にした保険金殺人が浮かび上がってくる。だが、現地へと赴いた彼らを待っていたのは、夫婦、兄弟、親子といった人間関係に潜む、大河のように深い因果と因縁の絡み合いだった。直木賞作家による待望の長篇書き下ろしミステリ。

著者等紹介

笹倉明[ササクラアキラ]
1948年兵庫県生まれ。早稲田大学文学部文芸科卒。1980年、日本人青年の異国放浪の物語『海を越えた者たち』で第4回すばる文学賞に入選しデビュー。1988年、レイプ裁判を描いた法廷ミステリ『漂流裁判』で第6回サントリーミステリー大賞を受賞。翌1989年には、「じゃぱゆきさん」による殺人事件を題材にした『遠い国からの殺人者』で第101回直木賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitsuru1

2
殺人事件の捜査中に容疑者が、漏らした一言から浮かび上がった海外での保険金殺人。調査の為に刑事はタイへと。事件はなかなか派手なのに、まるでノンフィクションのような淡々とした描写。それでも読ませるのは作者の筆力か。タイの文化、習俗、思考、など興味深く読める。犯罪レポなど好きな方には、良いのでは。2014/08/17

keith

1
加害者や被害者、そして彼らを取り巻く人々の相関関係が凝り過ぎ。だからと言ってストーリーがややこしい訳ではないが、相関関係ありきで物語が組み立てられていて、淡々と話が進み、淡々と終わってしまった。2013/04/29

月夜

1
初 笹倉氏です。警察もの。松本氏 横山氏 の作品とつい比べながら読んでしまう。ストーリーに齟齬はない。よく練られている事件だとは思う。が 心に何も響かない。つまらない。登場人物の心理描写が伝わってこない。この前に氏の「彼に言えなかった哀しみ」を読み始めたが 同じ理由で 放棄。 この人とは合わないのだと思う。2012/06/29

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