内容説明
キャンパスで発生したレイプ事件。心理学科助教授のジニーは、罪を着せられたスティーヴが一卵性双生児であることを突き止める。だが、その片割れは殺人罪で服役中。では、“3人めの双子”が存在するのか?遺伝子操作、ソシオパス、コンピューター・テクノロジー、M&A、そして合衆国保守派の陰謀―すべてを盛りこみ、鬼才が11年ぶりに放つ鉄壁のコンテンポラリー・スリラー。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
RIN
4
『大聖堂』で有名なケン・フォレットだが初読み。ドラマ『大聖堂』を見て興味を持った作家なので、これが面白ければ他作品も挑戦するつもり。上巻は伏線張り巡らしで終わった感じで、まだ面白いやらつまらないやら何とも言えない。素材として、遺伝子操作による(多分)生殖医療、というのは興味深い。2012/04/18
東森久利斗
1
あったら怖い、ありそうでありえない話。反社会性パーソナリティ障害、ソシオパス(社会病質者)の存在に瞠目。読者の興味をそそるコンテンポラリーな話題とガジェットの相乗効果、ストーリーテリングな作者ならではの絶妙な語り口、二転三転、ハラハラドキドキ、サスペンスな展開。期待を裏切らないアメリカナイズな鉄板のキャラクター。2023/08/02
のん818
1
優秀な人間を作り出すための、遺伝子操作。 もしかしたらもうすでに、存在しているかもしれない。2011/05/10
新山下
0
犯罪者の心理を研究する科学者が主人公。この主人公に対決するのは、遺伝子操作で人間の品種改良を企んだ合衆国保守派の三人。上巻では主人公はまだ敵の存在に気がつかず熱心に研究を進めるが、主人公の危機が続く。下巻はどんな展開になるのか楽しみ。2013/07/05