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やむをえぬ事情により…―エドワード・マローと理想を追ったジャーナリストたち

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  • サイズ B6判/ページ数 414p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152087188
  • NDC分類 699.253

内容説明

テレビという放送媒体が登場してまもない1950年代のアメリカに、数々の伝説的な社会派レポートを世に送った名報道番組があった。その名は「シー・イット・ナウ」。この番組の中心的人物こそ、今でもカリスマ的な名声をほしいままにする名ジャーナリスト、エドワード・マローと、プロデューサーとして敏腕をふるったフレッド・フレンドリーであり、彼らのまわりには報道の理想を追求する才能ある者たちが集まっていった。「赤狩り」が猖獗をきわめた時代に、いわれなき汚名を着せられ、軍を追われようとする空軍中尉の事件を追及し、赤狩りの中心人物、マッカーシー上院議員のやり方に真っ向から異議を唱えた「シー・イット・ナウ」は、アインシュタインをはじめとする著名人・一般人の喝采をあびた。しかし、種々の圧力、非難に悩むCBS経営陣との軋轢は次第に強まっていく…。CBSニュース社の社長の座についてからも、報道人としての矜持を失わなかった著者は、やがてある事件をきっかけにCBSを去ることになる。商業主義と報道の本分とのはざまであがき通した一人の誠実な報道人が、伝説的ジャーナリストとの「黄金の日々」を回想し、理想と妥協が交錯する番組制作の内実を赤裸々に語る名著。

目次

1 英雄的なもの、マイロ・ラドゥロヴィッチ
2 マッカーシー放送
3 「シー・イット・ナウ」の奇妙な死
4 「CBSレポート」の奇妙な誕生
5 マローとスミスに従って…
6 ノルマンディ、ボストンの賭博屋、そして価値ある賞の数々
7 すべての社長が知らなければならないこと
8 巨大なスイッチを握る新しい手
9 ヴェトナムの放送時間
10 通常株対公益
11 序幕―どうにでもなる事情

著者紹介

フレンドリー,フレッド[フレンドリー,フレッド][Friendly,Fred W.]
1915年、ニューヨーク生まれ。地方ラジオ局のプロデューサー兼記者を務め、第2次大戦中には陸軍新聞CBIラウンドアップ紙の特派員を務めた。その後CBSの報道部門に入り、プロデューサーとしてエドワード・マローを初めとする多くのジャーナリストと組んで数々の名番組を世に送る。CBSニュース社社長となったあと、1966年に辞任。コロンビア大学教授などを経て、1998年に死去。アメリカ・ジャーナリズム界でマローと並び称せられる巨人である

岡本幸雄[オカモトユキオ]
1938年生まれ。1961年東京大学法学部卒。NHKチーフプロデューサーなどを経て、2002年より西武文理大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)