内容説明
1941年6月22日、レニングラードの悲劇は始まった。この日、独ソ不可侵条約を一方的に破棄したドイツ軍はソ連に侵攻、300万を超えるナチ精鋭がレニングラードに押し寄せた。怒涛の勢いで迫る大軍に防衛線は次々と突破され、ついに8月30日、市は完全に包囲され、史上最長の900日に及ぶ戦いの幕が切って落とされた。市内に残された数百万の人々を襲う、連日の砲爆撃と零下30度の厳寒、飢餓、死の恐怖、絶望。死の街と化したレニングラードで、地獄の日々を生き抜いた人々が語った第二次世界大戦最大の惨事の真実。
目次
第1部 終りなき夜(白夜;目覚めていた人びと;運命の土曜日 ほか)
第2部 夏期戦(暗い日々;活躍するジダーノフ;白鳥 ほか)
第3部 封鎖されたレニングラード(包囲は狭まる;血のように赤い雲)
著者等紹介
ソールズベリー,ハリソン・E.[ソールズベリー,ハリソンE.][Salisbury,Harrison E.]
1908年、ミネアポリスに生まれる。ミネソタ大学卒業後、UP通信社に勤務。44年、モスクワ支局長に就任。49年からニューヨーク・タイムズの特派員としてモスクワに5年間滞在、同紙に連載した記事によりピュリッツァー賞を受賞。ソヴィエトをテーマに数多くのノンフィクション、小説を執筆している。93年没
大沢正[オオサワタダシ]
1927年生まれ。東京外国語大学ロシア科、東京大学文学部史学科卒業後、朝日新聞に入社。65年よりモスクワ特派員を経て、学芸部、朝日ジャーナル編集部に勤務。定年後は獨協大学講師を務める。91年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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