内容説明
長嶋、王、稲尾、江夏、村山…きら星のごとくスーパースターが活躍していたプロ野球の黄金時代。誰もが野球に熱狂していた。それから四半世紀余、球界はどう変わっただろうか。イチロー、松井ら有力選手が次々と大リーグへ渡り、テレビの視聴率は急落。オリックス、近鉄の合併問題は、ついに史上初のストへと発展した…。本書は野球を通じたユニークな日米比較文化論として知られ、来日する外国人選手のバイブルともいわれる名著である。往時とすっかり変わってしまったこともあれば、十年一日のごとく変わらないこともある。そこからは、懐かしの名選手のエピソードや、「和」「武士道」などのキーワードを通して、日米野球の根本的な違い、日本野球の本質、問題点が浮かび上がってくる。イチローのメジャー年間最多安打記録、プロ野球再編などの最新情報を加えた完全版。
目次
戸外の歌舞伎
監督が監督でなくなるとき
野球武士道
スーパー・サムライ
反抗
“燃える男”と日本のヒーローたち
ゲームはファンのために
大きな魚、小さな池
醜いアメリカ人
ガイジンの繰り言
ジャイアンツ
真のワールドシリーズ
著者等紹介
ホワイティング,ロバート[ホワイティング,ロバート][Whiting,Robert]
1942年アメリカ、ニュージャージー州生まれ。カリフォルニア大学から上智大学に編入し、政治学を専攻。卒業後、出版社勤務を経てフリー・ジャーナリストとなる。1977年に発表した『菊とバット』で一躍注目を集め、その後も野球をはじめとするスポーツを題材に作品を発表。戦後日本の闇社会を描いた『東京アンダーワールド』で新境地を拓き、『イチロー革命』では、イチローの大活躍を予見した慧眼が話題となった。鎌倉在住
松井みどり[マツイミドリ]
翻訳家。東京教育大学文学部英文科卒
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感想・レビュー
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