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Hayakawa novels
漂う殺人鬼

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  • サイズ B6判/ページ数 371p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152086167
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

家族連れや若者たちでにぎわうのどかな浜辺。その中に人目をひく赤毛の女性が独りいた。彼女はおもむろに寝そべり、くつろぎ始めた。そして、いつのまにか彼女は首を絞められて息絶えていた。周りには海水浴客が大勢いたにもかかわらず目撃情報は皆無で、犯人の手がかりは波に洗われてしまい、捜査は暗礁に乗り上げた。しかし、ダイヤモンド警視は地道な調査のすえ、女性が犯罪心理分析官(プロファイラー)だということをつきとめる。彼女は警察に協力し、殺人犯の正体を暴こうとしていた。その犯行とは、人一人を殺害し、現場に暗く情念的なコールリッジの詩の一節を残してゆくという不気味なものだった。ダイヤモンドは殺人犯の行方を追うが、まもなく次の殺人予告が…。ダイヤモンド警視と異常殺人鬼の熾烈な駆け引きを描き出したシリーズ最新作。

著者等紹介

ラヴゼイ,ピーター[ラヴゼイ,ピーター][Lovesey,Peter]
1936年、英国ミドルセックス州ウィットン生まれ。ヴィクトリア朝の警察官を主人公にしたクリッブ&サッカレイ・シリーズや英国皇太子アルバート・エドワードを主人公にしたシリーズなど、人気のシリーズを次々と発表。なかでも無骨で昔気質のダイヤモンド警視を主人公にしたシリーズは人気を集め、『バースへの帰還』『猟犬クラブ』が英国推理作家協会賞シルヴァー・ダガー賞を獲得している(同賞の常連であり、『偽のデュー警部』でゴールド・ダガー賞、『マダム・タッソーがお待ちかね』でシルヴァー・ダガー賞を受賞している)。シリーズ最新作となる『漂う殺人鬼』はマカヴィティ賞を受賞した

山本やよい[ヤマモトヤヨイ]
同志社大学文学部英文科卒、英米文学翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tai65

3
星5つ2022/07/13

アルクシ・ガイ

1
「殺しの儀式」と同時進行。どちらもプロファイラーが出てくるし、「ホームズ」も登場する。執筆当時のイギリスの流行りだったのだろうか。2019/08/23

かの

1
海岸で起こったプロファイラーの殺人事件と有名人3名の殺害予告。ラウゼイ初読です。苦い林檎酒をずっと読みたいと思ってるんですが、絶版のため読めておりません。。本作は2時間サスペンスドラマを見ているような、非常に小気味よい作品でした。2018/08/31

左近

1
有能なプロファイラーが海水浴中に絞殺された。彼女は、コールリッジの詩と次の犯行予告を現場に残していった殺人犯の捜査に協力していたらしい…前作で妻を殺されたダイヤモンド警視が、異常殺人者に立ち向かう。前から思ってたけど、このシリーズは女性率高いよね。これだけ女性警官が出てくる警察ものは他にあるんだろうか?途中、「警官が日常的にやっているのと同じ作業を、プロファイラーは仰々しく行う」という主旨の記述がある。う~む、考えさせられますね。現実の捜査におけるプロファイリングって、どんな感じなのかな。2016/07/12

鈴音

0
新しい刊を読む前に寄り道再読。メインの殺人事件の謎も興味を惹くけど、それだけじゃなく、その周囲に登場する人物達のドラマに興味をひかれてぐいぐい読める。でも思ったよりも登場人物は少ないことに、読後にまた驚いた。さすがはラヴゼイ。2012/04/21

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