内容説明
アリゾナ、ユタ、ニューメキシコ、コロラド。古くから数々の文化が交差するアメリカ南西部。砂漠における植物や動物の生の営みやネイティブアメリカンの歴史から現代アーティストたちが築いたコミュニティまでこの地に広がる色とりどりの歴史と文化をウィリアム・キトリッジが、自らの作家人生を振り返りながら辿る。グランドキャニオンの頂に立ちこれまで存在したもの、失われゆくものに想いを馳せながら人類の真の故郷とは何かを問う、哀愁深い紀行。
目次
第１章 南へ
第２章 砂漠での出会い
第３章 ホームランド
第４章 侵略―スペイン軍、キリスト教、そしてアメリカ人
第５章 時間を超えて
第６章 サンタフェ・トライアングル
第７章 砂漠の未来
エピローグ 夢見るマッドヘッド
著者等紹介
キトリッジ，ウィリアム［キトリッジ，ウィリアム］［Ｋｉｔｔｒｅｄｇｅ，Ｗｉｌｌｉａｍ］
アメリカ、オレゴン州生まれ。エッセイスト、小説家。３５歳まで牧場経営に携わった後アイオワ大学ライターズ・ワークショップを卒業。１９９７年までモンタナ大学創作科の教授を務める。１９６９年、短篇集Ｔｈｅ Ｖａｎ Ｇｏｇｈ Ｆｉｅｌｄでデビュー
幾島幸子［イクシマサチコ］
早稲田大学政治経済学部卒、翻訳家
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