内容説明
1906年、サンフランシスコは黒幕の支配下で市政・警察は腐敗していた。市を浄化すべく警察副本部長バイロン・ファロンが闘いを開始するが、彼は死亡してしまう。バイロンの息子の新人警官ハンターは父が何者かに殺害されたものと考え、ブラザーフッドと呼ばれる彼の親族とともに、指紋、盗聴、録音といった最新の技術を用いて捜査し、悪辣な一派を追いつめていく。だがその時、未曾有の大地震が直撃、建物は倒壊し、市は炎に包まれた。混乱と惨状の中で繰り広げられる、正義の闘いの行方は?市の浄化に命を賭けた男たちの壮大なドラマ。ワーナー・ブラザースが1億3000万ドルの製作費をかけて映画化する話題作。
著者等紹介
ダレッサンドロ,ジェイムズ[ダレッサンドロ,ジェイムズ][Dalessandro,James]
1948年、オハイオ州クリーヴランド生まれ。オハイオ大学卒業後、ヒッチハイクでサンフランシスコに行き、そこに居を構える。ハリウッドで数多くの脚本を手がける一方で映画製作にも携わり、脚本創作クラスの指導にもあたっている。1993年にサンフランシスコの私立探偵フランシス・フェイガンを主人公にした『ボヘミアン・ハート』を刊行。ほかに詩集Canary in a Coal Mineと、創作クラスの教え子の協力を得て書き上げた犯罪ノンフィクションCitizen Janeを発表している
菊地よしみ[キクチヨシミ]
1951年生、東京大学文学部仏文科卒、翻訳家
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