ハヤカワ・ミステリワールド
駆けてきた少女

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  • サイズ B6判/ページ数 412p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152085559
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

「ピッチ、このオヤジ、殺して」少女が叫ぶと、若い男は探偵の腹にナイフを突き立てた。入院した“俺”を見舞いにきた自称「霊能力者」のオバチャンの依頼で女子高生の家庭調査の依頼を受けることに。軽い気持ちで引き受けた調査と、自分を刺した犯人捜査とが交錯した時、“俺”は札幌の闇に渦巻く巨大な陰謀に巻き込まれていることに気づくのだった…“ススキノ探偵シリーズ”、待望の長篇書き下ろし。

著者等紹介

東直己[アズマナオミ]
1956年札幌生まれ。北海道大学文学部哲学科中退。北の歓楽街ススキノでその日暮らしの一方、家庭教師、土木作業員、ポスター貼り、カラオケ外勤、タウン誌編集者などあまたの職業を経て、92年『探偵はバーにいる』で作家デビュー。2001年に『残光』で第54回日本推理作家協会賞の“長編および短編集部門”賞を受賞した
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Yuna Ioki☆

11
う〜ん。明確な敵というものが存在しないし、巻を追うにしたがって俺が肝心のバーに行かないし(笑)本筋には関係ないが前作からやたらとシャワートイレにこだわり過ぎ(笑)唯一共感できたのは、一生懸命ひとりで頑張ってる女にはクズな男がつくというくだりくらいか(笑)私には当てはまらないでほしいわぁ〜(笑)2013/09/20

へのいち

7
う~ん、この作品は導入部分が長くて、正直つらかったなぁ・・・というイメージが強い。まだ、シリーズ続いてるけど、ちょっと休憩かな。2013/08/14

のん

5
結末が・・・なんだそりゃ、って感じ。 でもなんか、年を取って、住み慣れたはずの場所がどんどん変わっていって、なぜか自分の居場所がなくなっていくような感じ。。ていうのはちょっと心に響くものがある。2013/04/11

5
ウチの地元の図書館は文庫が置いていないのでこちらでエントリー。どうも前作の吹雪〜からおじさんネタが多くなり、勝手に美化していた探偵像がガラガラと崩れている最中(^_^;)腹を刺されても脂肪が厚くて命拾い、ってなんだよ!!笑。しかし東さんはそんなお気楽な気分を継続させてはくれない。怪しい女子高校生たちと関わっていくうちに彼女たちが背負うものに気づいて行く便利屋。大きな事件は起こらないがモヤモヤとした不快感がずっとまとわりついている。タイトルの少女はどっちのコなんだろう。2012/07/15

TAKU

4
東直己さんの作品まだ続きます。エンディングがいまいちだったけど、少女を実家から連れ出すところはぐっときたね。夜の街の表現も相変わらずよい。2012/01/12

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