またひとり「うちの子」がふえて―里親の私が愛した子どもたち

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  • サイズ B6判/ページ数 278p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152085511
  • NDC分類 369.43
  • Cコード C0036

内容説明

関わった大人からことごとく性的虐待を受けてきたサラ、麻薬とアルコールが断てない母親を持つカレン、逆上した親に焼かれて大やけどを負った赤ん坊シャミカ…痛ましい過去と悲しい現実を背負う子どもたちが、つぎつぎとキャシーの家のドアを叩く。虐待され、癒すことのできない心の傷を持つ子どもたちの姿に絶望するキャシー。無力感に苛まれ里親制度の限界に苛立ちながらも、愛される喜びを少しでも子どもたちに分かってもらおうと奮闘する。そんなキャシーの前向きな姿勢に、子どもたちも次第に心を開きはじめるが…13年間で約100人もの里子を預かったベテラン里親の著者が、もっとも印象深い子どもたちとの愛と涙の体験を綴った感動の手記。

目次

行き場のない子どもたち
カレンとの出会い
捨てられた赤ちゃん
サラという子
衝撃の過去
ダニーとのさよなら
ルーシーとママ

里親の限界
カレンを養子にしたい
ルーシーの新しい家族
「ノー」と言う勇気
消せない傷
サラの心の闇
あの子のための場所

著者等紹介

ハリソン,キャシー[ハリソン,キャシー][Harrison,Kathy]
これまでの里親生活で約100人もの子どもたちを預かる。1996年、夫のブルースとともにマサチューセッツ州年間最優秀里親に選ばれ、2002年には名誉あるゴールディ・フォスター賞を受賞。現在は講演や執筆活動を行ないながら里親の仕事を続け、マサチューセッツ州西部に暮らしている

古賀祥子[コガサチコ]
東京外国語大学外国語学部英米語科卒。外務省所管(社)海外広報協会、在シカゴ日本国総領事館広報部勤務を経て、翻訳家に。国際会議用資料、国連・OECDなど国際機関報告書などの翻訳に携わる
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