内容説明
ねじとねじ回しの起源を探りながら、著者は甲胄や火縄銃史への脱線を楽しみつつ、ねじにまつわる技術を精密化し、標準化し、改良した天才技術者たちの姿を鮮やかに謳いあげる。技術史の風変わりな一面を見事に切り取った、探偵小説のように愉しい歴史物語。
目次
第1章 最高の発明は工具箱の中に?
第2章 ねじ回しの再発見
第3章 火縄銃、甲胄、ねじ
第4章 「二〇世紀最高の小さな大発見」
第5章 一万分の一インチの精度
第6章 機械屋の性
第7章 ねじの父
著者等紹介
リプチンスキ,ヴィトルト[リプチンスキ,ヴィトルト][Rybczynski,Witold]
ポーランド系の両親のあいだに、エディンバラに生まれる。現在ペンシルベニア大学マーティン&マージ・メイヤーソン都市学教授。『心地好いわが家を求めて』をはじめとする、建築・住宅から技術文化一般までを扱った著書多数
春日井晶子[カスガイアキコ]
東京外国語大学卒。英米文学翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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