ハヤカワSFシリーズ
傀儡后

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  • サイズ B6判/ページ数 334p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784152084125
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

20年前の破滅的な隕石落下により、大阪は異形の街と化した。落下地点から半径6キロは危険指定地域とされ、人々の立ち入りは厳重に禁止されていた。五感で世界と融合する奇怪なドラッグ「ネイキッド・スキン」や、全身の皮膚がゼリー化する謎の奇病「麗腐病」をめぐって、危険指定地域を中心に、不気味な人々が入り乱れ、人類社会崩壊の予兆の中、変容してゆく人の意識と世界が醜悪かつ美麗に描かれる。ホラーの鬼才が満を持して世に問う、空前のテクノゴシックSF巨篇。

著者等紹介

牧野修[マキノオサム]
1958年大阪生まれ。大阪芸術大学芸術学部卒。高校時代に筒井康隆主宰に同人誌「ネオ・ヌル」で活躍後、1979年に「奇想天外新人賞」を別名義で受賞。数年の沈黙ののち、1992年に「ハィ!ノヴェル大賞」を長篇『王の眠る丘』で受賞、同書にて“牧野修”としてデビュー。1996年、特異な言語感覚に満ちたドラッグ小説『MOUSE』で、高い評価を得る。1999年、『スイート・リトル・ベイビー』で、第6回日本ホラー小説大賞長篇賞佳作を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かながわ

8
ForSFGだけどこれで牧野さんSF作品は読破なのでは。破滅的な高まりを越えて自壊していく終盤は馴染み深い。なお気付くと読書の仕方が黄金のオニギリだった、30の5月。2022/04/09

みゃお

6
お初の作家さん。 悪夢の無限ループみたい。 ありとあらゆる境界が、溶けてゆく。 2023/04/05

ママっけろ

3
なんだかもうごちゃごちゃなので、もう一回読もうかな、という気にはさせてくれる。2023/04/10

レイス

3
ぼへ。何がSFだ。前半は謎があって美香となさなの解き明かしが楽しかったが、ラストでがっかりした。地球と月がつながって何が生まれたのよ。大体SFを書くのならその間の距離と重力をなめんじゃない。会話から感染して発病するという設定だけでSF的説明もない。桂男がラスボスの経緯も分からん。ひでー話だった。2021/01/23

k16

3
20180420読了。 個人的にはMOUSEの方が好み。2018/04/20

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