内容説明
「マホーのかるた」や「カラー五線紙」をもちいて、子どもに絶対音感をあたえる木下式音感教育法。いま、このユニークな教育法が、音楽界だけでなく幼児教育関係者のあいだでも、大きな注目を集めています。それは、絶対音感を身につけた子どもたちが、音楽という枠を超えて素晴らしい能力を発揮しているからです。本書は、木下式音感教育法の創始者が、30年以上にわたる経験と自らの理論を、数々の愉快な、ときに感動的なエピソードをまじえて語ったものです。先天性脳障害をもった少年はいかにしてハンディキャップを克服したか、重度の音痴の子はどうやって音楽劇の主役を演じるまでになったのか…。幼稚園・保育園の先生方だけでなく、子どもをもつ親、さらには音楽家をめざす人々にも必読の書です。
目次
障害を乗り越えて
わたしの履歴書
音感とはどんな能力なのか?
音痴とは何か
学校で音痴は直らない
トモちゃんとの出会い
歌う犬たちが教えてくれたこと
しつけには年齢の壁がある
木下式音感教育法と理論
ドレミはみんなの仲良しさん〔ほか〕