内容説明
「世界最強の投資銀行」と呼ばれ、金融市場で絶大な力をふるうウォール街の名門投資銀行、ゴールドマン・サックス。だが、そのビジネスの実態は、非公開のパートナーシップ経営という秘密のベールに包まれ、今日までほとんど知られることはなかった。本書は、自らヴァイス・プレジデントとして同社に勤務した著者が、創業以来130年にわたる波瀾万丈の企業ドラマを再現するとともに、その驚異的な成功の秘訣を明らかにするものである。日本版金融ビッグバンの始動、自己責任による資産運用の時代を迎え、いま日本で最も注目される国際的投資銀行の歴史と実力を初めて明かす注目の書。
目次
1章 訪れる人の少ない道―1986年
2章 同族会社―1869年~1976年
3章 世界の舞台へ―1976年~1990年
4章 衛兵交代―1990年~1991年
5章 前人未到の成功―1992年~1993年
6章 成功の呪い―1994年
7章 IPOへの道―1995年~1998年