内容説明
世界は、どこへ向かうのか?日本への緊急提言「日本経済の何がおかしいのか?」を収録。
目次
第1部 仕事、仕事、仕事
第2部 保守派の誤り
第3部 ローバリゼーションとグローバロニー
第4部 成長という幻想
第5部 投機家の宴
第6部 マーケットを超えて
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
fragro
4
本書の冒頭にある、「単純なナンセンスだが魅力的で真剣に聞こえる議論に、騙されるのがいかに容易かを示したかった。」という記述に嘘の無い内容だと思う。なんともう四半世紀前に出た書籍だが、かつてForeign Affairs誌掲載時に読んだ”THE MYTH OF ASIA’S MIRACLE”以来、この著者のものの考え方は好きである。2024/04/28
ヨンデル
1
昔読んだ本です、整理のため登録しています。 2024/05/14
Rusty
0
常識や通説に鋭いメスを入れるクルーグマンの姿勢は素晴らしい。 加えてこの人は文章が痛快で面白い。この人の言うことを全て信じるかどうかは別として、しっかり勉強になる。2012/05/31
ととろ
0
クルーグマン先生によるエコノミストの通説批判。サプライサイド派の孕む数々の誤りの指摘や、グローバリゼーションへの誤解の示唆など、目からウロコである。これらの結論は、冒頭の「経済全体としての論理と、ある単一マーケットの論理は異なる」という一文が示している。また、日本の需要不足に対しては自説のインフレ・ターゲット論的な解決策を指南しているが、果たしてインフレを操作できるのだろうか。2010/07/02
まる@珈琲読書
0
★★★★☆2009/02/07