Hayakawa novels<br> 騎乗

Hayakawa novels
騎乗

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  • サイズ B6判/ページ数 291p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152081926
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

17歳のアマチュア騎手ベネディクトは、ある日、厩舎の所有者から突然の解雇を言い渡される。理由はあまりに理不尽だった。ベネディクトが麻薬を常用しているというのだ。まったく身に覚えのない非難に怒りを感じながらも、騎手としての才能の欠如を露骨に指摘された彼は、失意のうちに厩舎を去る。そんなベネディクトを待っていたのは、父親のジョージだった。経済界で財を築いた父は、政界に打って出ることを決意、下院議員の補欠選挙に出馬することになったのだという。ベネディクトの解雇も、息子に選挙活動の手伝いをさせようとした父が、裏で糸を引いていたのだ。激しい怒りを覚えつつも、やがて父親に説得されたベネディクトは、プロの騎手になるという夢をあきらめ、父の夢を実現させるべく、選挙活動に協力をすることに同意する。しかし、選挙区へ赴いた二人を待っていたのは、父ジョージを狙う何者かの銃弾だった…。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

コットン

69
ふゆさんのおすすめ本。久しぶりのデイック・フランシスの競馬シリーズだけど主人公の騎手が1ページ目でシンナー吸引疑惑から始まる。政治家となった父親への妨害工作を掻い潜るサスペンス。2021/11/25

ふゆ

5
安心感がすごい。さすが大御所って感じでした。競馬シリーズなのに、えっこの子騎手馘になりましたけどもがこれオッケーなの?という冒頭から、関係が微妙な父の政界進出とサスペンスがうまいこと絡んでおもしろかったです。「10ポンドの加重負担」という原題の回収がおしゃれ。偶然にも本日は秋天と衆議院選挙です。2021/10/31

朱音

3
競馬モノというよりも政界進出カリスマの家族物語だったのでちょいと思っていたものとは違った感じ。父子の関係や乗馬シーンはさすがにいいけど、選挙関係の話は正直J・アーチャーの方が描きこまれているかな。カリスマ・父がもっと描きこまれていたら印象が違うのかもだけど。そうはいってもさすがはフランシス、読み応えアリ。2010/03/02

だいず

3
ディックフランシスの小説を久し振りに読んだのですが、これまでの作品に比べるとオーソドックスな内容の気がしました。たとえば、興奮なんかで感じたドキドキ感やミステリーを読み解くあっといわせる展開が・・・。フランシスを良く知る読者ならちょっと物足りなく感じてしまうのではないのだろうか?辛口の書評になってしまいましたが、フランシスならではの面白さはもちろんあります。2009/10/31

Charlie

2
記念すべき登録400冊目。フランシスなのが嬉しい。約1年でこれ位。さてシリーズ初のティーンが主役の今作。この主人公ベネディクトが又良い。10代の素直さ、すれてない感じを持ちつつも大人びている。父と子が段々心の距離を近づけていく所が良かった。派手さは無くてもフランシス節が効いている。結婚式の写真に誓いの文書を忍ばせて写真に二重の意味を持たせる所がイギリスらしいと思った。2014/01/09

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