内容説明
有効な治療法のない、最も危険なレベル4ウイルスたちが世界各地で猛威をふるう。感染源、感染経路すら特定できない危機的状況の中で、アメリカCDC(疾病対策センター)のウイルス・ハンターたちはどう闘ってきたのか。CDC特殊病原体部の神話的な部長ジョーゼフ・マコーミックとその妻フィッシャー=ホウクが自ら語る、30年に渡るウイルスとの死闘の記録。
目次
ザイール―1983年、1965年
疫学調査とポテトサラダ
こどもたちの苦難
ヤンブクから来た修道女の死
闘いの足がかり
エボラ追跡
見捨てられた病院
死体に囲まれて
ラッサ熱調査プロジェクト
命と遠心分離機〔ほか〕