内容説明
常ならぬ悪夢にさいなまれた夜、ローズマリーは身ごもった。その時から、彼女の平穏な日々は奇怪な様相を呈しはじめる―巨匠が悪魔崇拝をテーマに、都会に住む現代人の孤独と狂気を描いたモダンホラーの金字塔。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mejiro
4
『ローズマリーの赤ちゃん』はモダンホラーの記念碑的作品といわれる(訳者あとがき)。本書を読んで、続編は期待が高い分、リスキーだと思った。下手をすると前の佳作まで評価を下げてしまう。著者としては思うところがあって、続きを書いたそうだが。意外性はなく気が抜ける結末だった。後日譚が好きな人向け?2015/06/04
へたれのけい
3
たぶん「ローズマリーの赤ちゃん」は映画だけ。読んでないな。2018/05/19
ton
1
ローズマリーのあかちゃんはオカルトでしたけど別の話としてはおもしろかった。魅力的な息子と親切な仲間たち。赤ちゃんより読みやすくて好き。2016/06/23
よっちゃん
0
天才作家アイラ・レヴィンが放つ、戦慄と驚愕の続編。あの「ローズマリーの赤ちゃん」はたんなる序章に過ぎなかった。1999年ローズマリーが27年間の昏睡状態から目覚めたとき、彼女が生んだ「悪魔の子」は世界的な新興宗教の教祖になっていた。………と宣伝文句。要は彼の作品により、悪魔崇拝だのと大衆がまともに受け取る、そんな世代が現れるのを見て、レヴィンは後ろめたい気分を味わっていたのだそうだ。そこですべてを夢だったことにして社会批評を加えたという。人を食った男だ。「巨匠」も限界です。こんな使い古されたオチでは………2003/07/07
sattin
0
随分ほったらかしたけど、読了。んー、悪魔がらみかね。ティファニーの謎解きは面白かったけど、結末がよく分からん2009/06/08