Hayakawa novels<br> 監禁

Hayakawa novels
監禁

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  • サイズ B6判/ページ数 318p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152081391
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

復讐―アーロン・マシューズの頭を渦巻いているのは、その一語だけだった。それもたんなる復讐ではない。すべては正義の裁きであり、神の意思なのだ。綿密な計画を練り上げたアーロンは、ミーガンという名の17歳の少女を誘拐、人里離れた教会に監禁する。彼女を十字架に磔にして、二日後に殺害するために…一方、弁護士のテイトは、突然姿を消した娘のミーガンの行方を案じていた。彼女は泥酔して事件を起こし、警察に補導されたばかりだったうえに、部屋には両親へ宛てた書き置きを残していた。家出であることははっきりしているかに見える。しかし、テイトには納得できなかった。悪い予感にとらわれた彼は、友人の刑事に協力をあおいで捜索を開始するが。狂気に満ちた謎の誘拐犯と、それを必死で追う者たち―同時進行する二つの物語が交錯するとき、そこには思いもかけぬ真実が浮かび上がる。『静寂の叫び』でミステリ界の話題をさらった鬼才が、意外な展開の連続で読者を興奮の坩堝にたたきこむ、巻措くあたわぬ傑作サスペンス。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

橋川桂

12
この作者でキャサリン・ダンスのシリーズ以外の作は、ジェームズ・ボンドものの「白紙委任状」以来二冊目。約20年前、注目作家に躍り出た頃の作ということだけど、古さはほとんど感じず(登場人物が、気になるタイヤ痕を見つけてスケッチとるところで、あ、カメラつき携帯電話なかった頃か、となったくらい)、続きが気になってさくさく読んでしまった。終盤のどんでん返しなんかは、最近の作を読んでるとまだまだ甘いと感じるところもあるかもだけど、十分驚かされる。2019/04/12

☆エンジェルよじ☆

9
初期の作品だそうですが「次どうなるんだ?」感は十分にあり、ドキドキ感あり、犯人の狂気さ、残酷さ、有り余る程ありの作品でした。真実が明かされた時ビックリしたのは娘より犯人だったかも。2年間も追い続けていたのに・・・・2015/02/06

Psychopath

2
☆☆2017/09/12

masia

2
ライムシリーズが始まる前に書かれた作品。それほど長い話ではないが、ディーヴァーらしいストーリー展開。ミーガンを捜す人たちが次から次へアーロンの罠にかかっていく。口の巧さというのは一種の武器だなぁ。アクション的などんでん返しはないけど、最後の衝撃の事実には犯人と共にええっ!?となった。解説の最後にライムシリーズの予告?がチラッとあって、ライムが「元検死官」となってたのにはちょっと笑った。2015/02/14

チョッピー

2
ジェフリー・ディヴァーの読んでいなかった「リンカーン・ライム」シリーズ前の作品。ディーヴァーらしい「ツイスト」は控えめで、邪悪で狡猾な「悪役」キャラクターの圧倒的な存在のみが際立つ作品だとは思いますが、ディーヴァー節は随所に感じられ、今でも十分面白く読める作品でした。2013/07/19

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