内容説明
聾学校の生徒と教員を乗せたスクールバスが、カンザス州を走行中に3人の脱獄囚に乗っ取られた。彼らは、リーダー格のハンディの命令によって、放置されたままの食肉加工場に生徒たちを監禁してたてこもる。FBI危機管理チームの人質解放交渉担当者ポターは、万全の体制をしいて交渉にあたるが、冷酷にも、生徒の一人が凶弾に斃れてしまう。数多くの人質籠城事件を手がけてきたポターも、想像した以上に狡知にたけた犯罪者を相手に苦戦を強いられる。いっぽう、聾学校の教育実習生メラニーは、生徒たちを救うために、独力で反撃に出ようとするが…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よむよむ
9
読み進めるのが大変だった~ 脱獄犯による立てこもり事件、これは私の苦手な展開・・・ムカつく凶悪犯にずっと付き合っていくイライラ感が、なかなかページを進ませなかった。最後のドンデン返しも迫力が今ひとつかな。だたメラニーの強さには脱帽です。2010/03/09
あやこ
6
面白い!脱獄犯が人質10名と廃屋食肉加工場にたてこもる。人質解放交渉人の主人公と凶悪犯のリーダーとのスリリングな心理戦!一人ずつ解放されていく安堵感も一瞬で、次は次はの息も詰まる緊迫感!聾者の世界観も見事に描いている。最初は弱く頼りない存在でしかなかった人質の教育実習生メラニーは、独力で生徒を救出させたり勇敢に犯人達と対決したりと魅力的な存在。最後のメラニーには、そこまで強くなったの?って思ったりもするけど。。2011/04/21
おふねやぎっちらこ
4
けっこう面白かった。人質解放の交渉がリアルだった。2003/11/04
short
4
この人の本はライムシリーズしか読んでないけど、「慣れてるんだからね」みたいな気持ちで読んだけどあっさりとやられたりして・・・・。場所を変えずにその場だけで両者のやり取りだけで進行していく、両者の駆け引きが面白い!ラストは意外だけどちょっと無理があると思うな。2010/10/17
reno
4
メラニーの最後の行動で終わるのはちょっと?2010/09/16