Hayakawa novels<br> ゴールデン・オレンジ

Hayakawa novels
ゴールデン・オレンジ

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  • サイズ B6判/ページ数 318p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152080424
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

金持ちが集まるリゾート地、オレンジ郡ゴールド・コースト。元警官でアル中のウィニーがテスに会ったのは、酒ゆえの事故を起こし、判事にさんざん絞られてようやく保護観察になった夜のことだった。性懲りもなく足をむけた酒場のカウンターにすわっていた、美しい上品な女。事故の記事を読んで、ウィニーに興味をもったのだと彼女は言い、明るく微笑んだ。テスは、金持ちの夫と離婚し、次の結婚相手を捜している有閑マダムの一人だったが、こんないい女がなぜおれなんかを、と思う間もなく、ウィニーは恋におちていた。だが、めくるめく情事のあいまに、彼は不思議なデジャ・ヴュを何度も経験する。テスとは初めて会ったはずなのに…。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

bapaksejahtera

14
加州南部オレンジ郡が舞台。警察官の主人公は勤務中の事故で退職したが、妻に逃げられ酒に逃避する。署長の斡旋でフェリーの操縦職に就いたが、港祭りの日に酔って酷い事故を起こし新聞沙汰になる。彼に何故か金持ち女が誘いをかけ、二人は良い中になる。刑事として優秀だったが生一本で融通の効かぬ主人公。その酒癖に付け込み仕掛けられた罠。リゾート地で金と暇を持て余し、大金持ちを引っ掛けようとする女達、港の酒場と特異な酔っぱらい連。面白いが大きな事件がないまま、読者は引っ張られる。最終場面主人公の心意気に共感するがやや疲れた。2024/07/26

030314

3
養老孟司氏の「ミステリー中毒」の中に「出来が良い」と評されていたので読んでみた。筋の結末は意外な展開でおもしろいのだが、アメリカに住んだ経験がない自分には、風景の描写があっても想像ができない。ジョークも、翻訳ものではわからない。やっぱり、文献を読むのワケが違う。2023/08/12

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