出版社内容情報
東大を卒業後、プロ雀士として生きた著者の45年間のプロ人生が一冊で分かる本。
著者がプロになった時代、麻雀はアングラなものだった。無頼なものが受ける時代だった。
だが著者はそれに流されず麻雀をクリーンなゲームとして広めることに尽力した。それにより不遇を味わうことはあってもぶれなかった。いつか麻雀がクリーンなものとして社会から認められることを信じ、時に孤独になったこともあるが、それはやがて2018年のMリーグにより実現する。
その途中には、われめDEポンで捨て牌6枚切りを広めたり、麻雀最強戦で竹書房と決裂したり、麻将連合を立ち上げるなど、多くの事件が起きた。
現状に満足する著者ではない。Mリーグができた後の麻雀プロへの提言も最後に残し、東大式麻雀人生の締めとする。
内容説明
時代に流されない意志と愛。ノーレート麻雀を普及させた45年間の競技プロ人生の全て。
目次
第1章 1956年 誕生 公立高校で音楽に明け暮れるがある日勉強に目覚める
第2章 1974年 東大合格 学生運動真っ盛りの中で麻雀にハマる
第3章 1981年プロになる 雀荘のアルバイトをやめ教室の仕事へ
第4章 1985年 初の名人に 3連覇できた理由
第5章 健康麻雀 麻雀は賭けなくても楽しい
第6章 1989年麻雀最強戦スタート 竹書房との決裂
第7章 1995年THEわれめDEポン 解説で捨て牌6枚切りを普及させた
第8章 1997年麻将連合の発足 誰にも相談せずにいきなり団体を立ち上げた
同志の声
第9章 2018年Mリーグ開幕 声はかからなかったが存在意義は大きい
第10章 ネット麻雀自動配牌 新しいものを無防備に受け入れる前に
第11章 麻雀プロへの最後の提言 「団体に入ればプロ」というのをやめるべき
第12章 2025年引退の決意、そして未来へ これからも打ち続けます
著者等紹介
井出洋介[イデヨウスケ]
1956年2月15日生まれ。東京都杉並区出身。1981年東京大学文学部を卒業後プロ雀士になる。第16期~18期の3連覇含む名人5期、第19期最高位などタイトルを多数獲得するだけでなく多くのメディアに出演し麻雀のイメージをクリーン化することに尽力した。1997年自身が代表であった最高位戦日本プロ麻雀協会を退会し麻将連合設立。2024年2月、翌年の2月15日をもってプロ選手としての立場から勇退することを表明した。キャッチフレーズは「東大式麻雀」(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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