内容説明
スペンサーのよき理解者で、二十年来の友人でもある、ボストン市警察殺人課のフランク・ベルソン部長刑事。その彼の若き新妻リーサが、ある日、何の痕跡も残さずに突然姿を消し、さらには単身で調査を開始したフランクまでもが、何者かに撃たれて重傷を負ってしまった。かつてのスーザンとの離別経験からフランクの心中を察したスペンサーは、病床の彼の前で、調査を引き継ぐことを誓う。捜査が進むにつれ、しだいに明らかになるリーサの秘められた過去。やがて、フランクとの婚結前につきあっていたヒスパニック系の男が、リーサをボストン郊外に監禁していることを突き止めたスペンサーは、ギャングの縄張り抗争に乗じて彼女を救い出すべく、ロス・アンジェルスから強力な応援を迎え入れた。ますます円熟味を増した筆致で、極限状態におかれた人間の絶望と勇気を描ききる、シリーズ中屈指の感動作。私立探偵スペンサー・シリーズ第22弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
負け猫
3
以前愛するスーザンがいなくなってしまったことがあるスペンサー。本作では、スペンサーの友人ベルソン警部の愛する妻リーサが失踪。その辛さが分かるスペンサーがリーサを探すわけで、今回相棒はホークではなくチョヨなところも楽しめた。2014/04/30
タナー
3
スペンサーの良き理解者で二十年来の友人でもある、ボストン市警のフランク・ベルソン部長刑事。そんな彼の若き新妻リーサが、ある日突然姿を消した。ベルソンは休暇をとる形で単身調査に乗り出すが、そんな彼も、ある日何者かに撃たれ重傷を負う....。ベルソンの意を継ぐべく調査を開始したスペンサーは、ホークが不在のため、通訳も兼ねてL.A.からチョヨを助っ人として呼び寄せた。朋友の妻の救出劇をスリリングに描いたシリーズ第22作。スペンサーとチョヨとの会話もなかなか楽しめる。2014/03/27
tai65
2
星4・52018/01/01
おふねやぎっちらこ
1
面白くない。スペンサーシリーズはもう読まない。2001/02/21