内容説明
愛しのブルー・ベルへの想いを断ち切れないでいる無免許探偵バークのもとへ、幼なじみの女性キャンディから突然連絡が入った。10代の頃の遊び友だちだった彼女と20数年ぶりに会ったバークは、いまは超一流の売春婦となった彼女の変貌ぶりに驚く。彼女にはエルヴァイラという名の15歳になる娘がいて、目下、とある秘密教団に囚われているので救い出してほしいとバークに依頼してくる。前科27犯の私立探偵バーク、怪力の音なしマックス、メカの仕掛人モグラ、予言者プロフェット、粋なオカマのミシェル…。ニューヨークの暗黒街にその名を知られたアウトロー軍団の捨身の活躍。傑作『ブルー・ベル』でファンの心をつかんだ注目の鬼才が放つ、人気沸騰のシリーズ最新作。今回はあの恐怖の殺し屋ウェズリイが登場。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
May
2
シリーズ4作目(2作目未読)をパーカー告別に続いて。前作で愛する人を、自らの誤りから死なせてしまったと思っているバークの心の内を反映して重苦しく物語は進む。出てくる人物も、警官を含めごみ溜めの中で生きている奴らばかりで、まっとうな人物は一人もいないのはいつもとおり。ところどころにおしゃれな、上流な、華やかなところがあったスペンサーとは違う印象あり(1作品しか読んでないけど)。人殺しで、酷薄にも見えるバークだけど、結構魅力を感じる。ファミリーに愛されているってことは、酷薄な殺人者だけではなってことだよな。2025/05/26
Tsutomu Yamamura
1
この作者は2作目。ハード、タフ、殺し屋、ギャング・・・ついつい読んでしまします。2016/12/11
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- 和書
- 維新の御庭番 広済堂文庫